FACTから2つに分かれたバンドの音源が
ようやく揃いました。
3月にSHADOWSがライブEPを出したけど
レビューをしなかったのは
2つのバンドの音源を聴かないと
FACT解散が良いか悪いか(ってのもおかしいけど)
判断がつかなかったからです。
何なら、リリース時期も近かったし、
両方をちゃんと聴いてから、一気にやってしまおうと。
FACTという、日本の音楽シーンの
一時代を築いたバンドのメンバーが
次に目指す音楽はどういったものなのか?
リリースが先だったこちらから見ていこう。

Joy Opposites『Swim』
01. Candyass
02. In My Bones (Album Version)
03. Swirl
04. Somewhere Down The Line
05. Now & Then
06. King Of Nothing
07. Skim The Sun
08. Blossom Forecast
09. Abida
10. For The Crows
11. Slip
12. Cabeza ※
※日本盤ボーナス・トラック
【激ロック インタビュー】
【Down Time With Ken:guest "Joy Opposites"】
ex.FACT member
Vo/Gt. Adam
Ba. Tomohiro
Dr. Eiji
FACTのリズム隊Tomohiro/Eijiと、
新規加入で新しい風を巻き起こしたAdam
そこに、ex.The Amity Affliction のImmy を加えた
Joy Oppositesの『Swim』
限定レンタルシングルは聴いてなかったから
どっちのバージョンが収録されてたかわからんけど
MVで聴いただけだった"In My Bones"
Album verのが遥かにカッコイイじゃん!
え、MVと音源一緒?
イヤホンで集中して聴いたらかな?
ともかく、MVの印象と違ってすごく良く聴こえた。
"Somewhere Down The Line"や"Now & Then"
"King of Nothing"なんかはインタビューで語ってた
Nirvana とかスマパン、AIC的な90'sオルタナ感ある。
アルバムの中盤はオルタナタイムだな。
"歌う"ことを意識したアダムのボーカルも○
だからと言って、
そういったゆったりした曲だけでなく
Candyass
In My Bones
Blossom Forecast
Abida
Slip
あたりは、アップナンバーだし
アルバム1枚で見ても、全然良い感じだと思う。
オルタナ系も今や広義の意味になりつつあるが
Foo Fighters やNickelback とかなら好きなんだが
同じオルタナでも、グランジ寄り、グランジ色強い感じのは
聴いたけど、どうもしっくりこなくて苦手意識が…
でも、JOのおかげで聴けるようになるかな?
今までも苦手ジャンルや苦手な音楽が
国内バンドキッカケで、本場海外の方も聴けるようになった
ってのは、自分の中でも少なくないのでね。
やっぱそういったところ、日本人向けにしてる
国内バンドって馬鹿にできないよなって思うよ。
つってもJOはメンバーの半分外国人だけどなw
JO(アダム)は、これまでに散々
FACTとは違う音楽やる
(新バンド始めて)同じような音楽やるのは無意味
ってことを言ってきた。
まぁ言い方があれだったから(FACT)ファンの
反感を買ってたようなところもあるけど。
でも、自身の言う通り
FACTとは全く違う音楽で、良作を完成させた。
解散するからって音源を聴き出し
ラストライブにこぞって行き出したような
ミーハー共はまだしも、
もっと前からずっとFACTを好きでいた人たちは
洋楽の方も聴いてた人たち多いだろうし、
JOの音楽をめっちゃ好き!って人は出なかったとしても
これもアリだわ
意外と良いじゃん
フツーにかっこいい
と言える思える人は少なくないと思うけどなぁ。
実際、自分が今そんな感じになってる。
Witness Tourの時のLower Than Atlantis とか
好きな人にも受けそうな気も。
アダムの発言に不安もあったし、
"In My Bones"のMVで聴いた印象もあって、
そこまで過度の期待をしてなかっただけに
え、良いじゃん!
と、余計に良さを実感するに至った。

SHADOWS『Progress』
01. BEK
02. Tourette's (Nirvana cover)
03. Fail
04. Progress
05. Doubt (Studio rec ver)
06. Forest (Studio rec ver)
(SPICE)
【SHADOWSインタビュー FACTからの「今」とその衝動と張り詰めた音像に迫る】
(Rolling Stone Japan)
【元FACTの3人による新バンドSHADOWS結成秘話:「この3人が集まったのは自然な流れ」(前編)】
【元FACTの3人による新バンドSHADOWSの音楽性:「とにかく "速いの中毒" だった」(後編)】
ex.FACT member
Vo. Hiro
Gt. Kazuki
Gt. Takahiro
対してSHADOWS
FACTは元々この3人から始まってる。
そんなFACTを始動させた3人の音楽はというと?
3月、パンスプ前に1発録りをしたという
"ライブEP"『Extrance』をリリースするも
スタジオ音源盤は今回が初となる。
意識したのは『90'sリバイバル』、
『New Melodic Hardcore』だという。
JOは90'sオルタナ、SHADOWSは90'sメロディック・ハードコア
この2バンドに限らず
やっぱ90~00'sって良い音楽多くて、
現行バンドの多くに大きな影響与えてるんだよね。
1曲目はMV化された"BEK"
パンスプ、そしてCLの対バンツアーでやった
FACTにはありそうでなかったリズムの曲。
兄ちゃんのコーラスと、Kazukiのシャウト
深い水底にいるようなMVもかっこ良い。
2曲目の"Tourette's "
新しいメロディック・ハードコアを謳いつつも
JOメンバーの口からも出たNirvana の
カバーをしたのはSHADOWSという。
こういうとこ面白いよね。
珍しくHiroが叫び倒してる。
ライブでも聴いたけど、鬼気迫るシャウトは圧巻。
"Fail"はMVを見たFACTファンには外せない
リリックの数々が目に入ったことでしょう。
個人的にはやっぱり"I Will Rise"がね。
ここでも、近年では鳴りを潜めていた
Hiroの圧巻のシャウトが聴ける"Progress"
Tourette'sとはまた違った感じのシャウトがお目見えする。
"Doubt"と"Forest"は
ライブEPに収録されていた曲のスタジオ収録版。
ライブEP版も良かったけど、
こうしてきっちりスタジオで収録した音源だと
やっぱ格段に良くなるな。
JOに比べて曲数が少ないってのもあるけど
総尺約17分w
気持ち良いくらい早く駆け抜けるね。
『速いの好きだろ?サーコー!』
って、ライブでのHiroの煽りが楽しみだよ( ´∀`)
で、これでライブで披露してた曲も
晴れて全てが音源化された。
やっぱりどう考えてもFACTから流れてくるのは
JOよりもSHADOWSだと思う。
音楽性的なことももちろんだけど、
メインボーカルとメインスクリーマーがいる
ってのもかなり大きいんじゃないかと。
FACTが解散したのはもう過去のこと
変えようのない事実。
ライブで、メディアで、ネットで、
FACTの解散に至る経緯、理由も知ったよ。
JOのとこで言ったアダムの言い方や
それまでお互いのバンドに対し、
何も言ってなかったこともあったりとか、
解散の理由に"不仲説"なんかも流れたけど

アダムのこのツイートや
リンク先のDown Time With Kenで話した内容で
そう思ってた連中も、それは解消されたろ。
FACT好きだった人たちは、受け身でない限り
自分からそういった解散の原因や理由を求めて、辿り着いたハズ。
そしてファンの抱いたもやもやは
FACTの音楽から離れたJOの方が積極的にメディアに出て、
結果的に晴らしてくれた感がある。
そして2つに分かれたバンドの音源が揃った。
音楽性だけで見るなら
Joyは完全にFACTとは別物のオルタナロック
SHADOWSはFACTを継いだ"第2章"って感じ。
だからFACTのファンだった人が
Joy OppositesとSHADOWS
今後、どっちをフォローしていくのか、
両方フォローしていくのか、
FACTで止まって、どちらもフォローしないのか、
それは人それぞれ自由だと思う。
でも、これでFACTから別れたバンドが2つとも
公式に流通音源を出した。
2バンド共、今後のライブも決まってきている。
ファンにとっては、ここからがスタートだと思う。
何を好きになるか、どんな音楽が好きか
両方の音源を聴いてどう思うか
そんなの自由だ。
個人的には
聴いてて心踊るのはSHADOWSだし、
でもJoy Oppositesだってかっこいい。
どっちもかっこいいし、良い音楽してるけど
かっこよさも、音楽性も、ベクトルが違う。
ややSHADOWS寄りにはなるとは思うけど
Joy Oppositesも追いかけるかなと。
SHADOWS 6:4 Joy Opposites
くらいの割合で。
2つにわかれた分、余計に金はかかるけど笑
好きなバンドならフォローしてかないとさ。
シーンを作るのに大事な要素・役割は
リスナーも同じだしね。
とりあえず
こうしてスタートを切れた両バンド
どちらもこれからの動きが楽しみです。
オマケにもひとつ。
普段シングルのレビューはしないので
サクッと。

coldrain『VENA CHAPTER:Ⅱ』
01. BORN TO BLEED
02. UNDERTOW
03. GONE (ACOUSTIC)
04. THE STORY (ACOUSTIC)
【激ロック インタビュー】
GONE的雰囲気のある"BORN TO BLEED"
Sevendust の影響がモロに出た"UNDERTOW"
VENAからのアコースティック曲2つ
シングルという形態上、捨て曲なし
"今"のcoldrainを凝縮した1枚。
個人的には、ようやくのアコギ音源化が嬉しい。
"THROUGH CLARITY TOUR"では、
アコースティックアルバム出すのが夢
って言ってたからね。
ようやくそれの第一歩でしょう。
ホント近い内にアコギアルバム出して欲しいよ。
あとはインタビューでWarped の件に触れた時、
Warped でどんなバンドと仲良くなった?
ってのが個人的に気になってたので、
その答えが聞けて良かった。
とりあえずはThe Word Alive とMotionless In White を
coldrainが呼んでくれ頼む(。>人<)
