Welcome! Wonderland 『N°1』 モノクロ世界の不思議の国 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。


バンドの休止・解散も多いが

最近、集めてた漫画が立て続けに終わってしまい

非常に悲しい気持ちになっているorz

どうもトトです。


前回はSimple Plan という

国内外問わず知名度抜群のバンドの新譜を取り上げたが

今回はまたマイナーです。

先月末に購入したCD群の中の1枚。

2016年1枚目のMaxtreme Records盤となります。

今月末にも期待のMaxtreme盤を買う予定があり

それと一緒にレビューしようかと思ってたけど

月末まで待ってられねぇ(# ゚Д゚)←

ってことで。

モノクロの不思議の国へご案内





Welcome! Wonderland 『N°1』

01. Welcome
02. Waves
03. Istanbul
04. Alice
05. Wonderland
06. Wolf
07. Skin
08. The End.
09. Hello (Adele cover)




Welcome!
オープニングトラックであろう1曲目
鍵盤とストリングスの旋律が耳に心地良い。
"Welcome(to wonderland)"と繰り返すボーカルが特徴的。

WavesIstanbul
そのままの流れで次の曲へ。
オルタナロックなサウンドに、
エモーショナルなボーカルが映える。
シャウトとはまた違うが、時々がなるような歌い方が○
2曲続けてのMV曲で
"Istanbul"はツアービデオっぽいが、
"Waves"は雰囲気満点のMV。
映される人物が次々変わる演出は、30STMの"Up In The Air"を彷彿とさせる。

Alice
モノクロで紡がれる不思議の国のアリス
という、アルバムの帯に書かれた言葉が示す通り、
現時点でMVはないものの、やはり今作のリード曲かね?
終始鳴ってる時を刻む感のある音から、白ウサギを連想させる。
通しで聴いてて、これだけ他とは違うクオリティだと感じた。

Wonderland
インスト曲。
打ち込み音やストリングスからシアトリカル感ある。

Wolf
タイトル通り、今作で最も力強い曲。
オルタナよりか、Nickelbackハードロック感すらある。
ボーカルもChad に比べたら弱いし、エモーショナルな声だが
そこまで男臭くしたら、それこそNickelback だ。
Wonderland から続く、ストリングスによる
シアトリカル感があるのも良い。

Skin
冒頭部分は音も少なく、アカペラ感もあり
深い森にいるかのような、ギターのエコー感がいい。
そこからバンドサウンド入ってきてのギターの感じが
どこか何となく"エンディング"の雰囲気ある。

The End.
って、アルバムのラストはこっちなんだけどね。
Skin は映画とかゲームのエンディング、
こっちはアルバムやライブでのラストって感じ。
雰囲気的に伝わるやろか…
映画やゲーム好きな人でないとわからんか。

Hello (Adele's cover)
日本盤ボートラは、出すアルバム出すアルバム
爆売れしてるAdele の曲のカバー。
売れてようが何だろうが、Adele は聴かないので
ちゃんと原曲も聴いてみた。
うん、上手い具合に原曲感を残しつつ
WWonderlandにカバーしてる。
実際にAdele が歌う場合にも、バンドセットで歌うなら
こんな感じになるだろうなって雰囲気はある。






収録曲数はボートラ入れても9曲

最近はEPやミニアルバムでも太っ腹な曲数収録するバンドもいるし

フルアルバム?とはいえ、すんなり聴ける。

ボートラ抜いたら8曲だが

その8曲も展開的に4曲ずつキレイに前後半に分かれていて

どちらも最初の曲がイントロ的な短い曲だしね。

4分以上あるのがSkinHello のみってのもそうか。

しかし、こうして不思議の国を意識するなら

曲のタイトルも"Alice" だけじゃなく

White Rabbit (白ウサギ)
Cheshire Cat (チシャ猫)
Queen of Hearts (ハートの女王)

的な、出てくるキャラの名前付けた

曲タイトルとかにすれば面白かったのになーと思った。



オルタナロック界の新旗手となるか。

オルタナティブに、エモーショナルに、

モノクロの世界観を紡ぐ

Welcome! Wonderland 『N°1』

そんじょそこらのありふれた音楽に飽きた人は

試しにこういったものも聴いてみると良いかもしれない。