アニソンはバンドの人気獲得・上昇への後押しとなるか? | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

  
法事の為、一時的に帰省しております。

多少のジャンルの偏りはあれど
 
アニメも、音楽も、
 
こよなく愛するトトです、どうも。
 
 
とうとうMステに
 
国内パンクの金字塔
 
Ken Yokoyamaが出演するという。
 
なんか数年前からMステも
 
こっち系のバンド(主にロキノン)を中心に
 
ちょいちょいキャスティングしてますよね。
 
今や視聴率の伸びないテレビなど落ち目だと言いつつも
 
情弱やライト層の取り込みには打ってつけの場所であることは想像に難しくない。
 
その点で言うと
 
シャンペry… もとい
 
[Alexandros]の爆発ぶりは言うまでもなく。
 
ドロスがテレビ(Mステ)に出る前は
 
同レーベル所属であったBIGMAMAの方が
 
ライブでの集客力という点においては
 
多少、上をいっていたハズだが、今は完全に逆転。
 
以前の記事に書いたように

BIGMAMAは過去ファン置き去りにするような音楽性に変化したこと。
 
入れ替えで新規ファンもある程度いるっぽいので、結果±0っぽいが。
 
対してドロスは
 
BIGMAMAほど音楽性に変化は見られず、一貫性があり
 
テレビ+vo.川上 洋平、通称ようぺいんのイケメンも相まって
 
一気にスターダムを駆け上った。
 
 
そう、落ち目とはいえ
 
腐っても"テレビ"なのだ。
 
 
 
でも、今日はそんなゴールデン枠唯一の生き残り音楽番組がテーマではない。
 
アニメ

 
昔は休日朝、夕方、ゴールデンと
 
アニメも市民権を得ていたが、だんだんと隅に追いやられ
 
今やアニメといえば深夜帯、の枠に落ち着いてしまった。

いや、ある意味では過去以上に市民権を得ているのは確かだが…
 
Japanese cool とされ、世界に誇る文化とされるジャパニメーションだが
 
所詮それは、少年ジャンプ発の有名作品のアニメであったり
 
ジブリや、押井守作品、今なら細田守作品もかな?
 
そういった知名度の高いネームブランドのあるアニメが主だ。
 
 
しかし、深夜帯に定着したド底辺アニメ(言い過ぎ)からでも
 
人気を獲得したバンドもいることは確かだ。
 
有名どころで言うなら
 
UNISON SQUARE GARDEN
 
ロキノンは元より、今やアニメ好きの間でも知らない人の方が少ないだろう。
 
5thシングル『オリオンをなぞる』が
 
大ヒットアニメ、TIGER & BUNNYでの主題歌に抜擢され、爆発。

 
後の劇場版にも9thシングル『harmonized finale』が使われた。
 
アニメでエンディングの方を歌っていた藍坊主はさして見向きもされなかったというのに…
 
まぁ、藍坊主は既にこの時点で武道館公演してるほどファンは付いてたが。
 
しかし、もっと言えばアニソンタイアップより遥か昔に、ユニゾンと対バンしていた
 
chaqqなど、誰も知らんし
 
つか、なでしこJAPANに妹を持つDr.坂口優也の結婚を受けてライブ回数激減やぞ←
 
 
その後、ユニゾンはアニソンバンド街道をまっしぐら
 
8thシングル『桜のあと (all quartets lead to the?)』は
 
アニメ"夜桜四重奏 -ハナノウタ-"の主題歌になり。

 
 
本来は既に終わっているハズだが
 
2015年春期アニメ"血界戦線"では
 
10thシングル『シュガーソングとビターステップ』がエンディングに抜擢。
 
ちなみにOPは言わずと知れたBumpだ → Hello, world!!

 
オリオンは別にそうでもないが、
 
桜とシュガーソングは個人的にもだいぶ好きだ。
 
それはアニメの影響に寄るところもあるが。
 
タイバニはそうでもないが、夜桜と血界は大好きだ←
 
 
もうこうして一度、火が付いてしまえば
 
一時的なファンももちろん付くが
 
同時に固定ファンも見込めるワケで。
 
もちろんファンやリスナーとしてのクオリティは知ったこっちゃないが
 
おかげさまで、今月
 
バンド結成日となる7/24には、とうとう武道館単独ですよ。
 
アニメとタイアップしていなかったら
 
オリオンがヒットしていなかったら
 
この単独"武道館"公演が、果たして今年行われていたかどうか。
 
 
だ が し か し
 
 
いくらアニメ大国ニッポンとは言え
 
アニメとタイアップしたらみんなユニゾンみたいになれるかと思ったら大間違い。
 
むしろユニゾンこそ稀な例で
 
楽曲とタイミングがたまたま合ったに過ぎない。

アニメが割と好評だった"進撃の巨人"


そして同時に、時の人となったLinked Horizon "紅蓮の弓矢"

その1年で紅白出場まで漕ぎ着けたが

その人気が定着したかと言われれば

ただの一過性の人気、言ってみれば一発屋で終わってしまった。
 
そして先の藍坊主のように
 
武道館と言わずとも、Zeppや新木場級で単独埋められるバンドが
 
アニメとタイアップする場合もある(主にVAP勢 ex.ベガスSiM等)
 
 
そして敵は、バンドだけではない。
 
正統(?)なアニソン歌手
 
今や、出演してる作品のキャストである声優が主題歌を担当するのも珍しくない。
 
むしろ、そちら側の人たちのホームグラウンドな上
 
(大きな括りで)アニソンは、曲を作る人のさじ加減ひとつで
 
ロックにも、ポップにも、電波にも、中毒にも、曲の形態は変化できるときた。
 
いち"ロックバンド"が対抗するには、あまりに敵勢力が大きすぎる。
 
ユニゾンと同じ道を辿ろうとしても
 
今やその道はに、地雷に、針地獄…etc 険しいなんてもんじゃない。
 
 
そして先もちらっと言ったが
 
そのアニメの出来どうこうにもかかってくる。
 
アニメがクソなら、主題歌もクソだと叩かれかねない。
 
だが逆のパターンもある。
 
アニメはクソだが、主題歌は最高。
 
アニメは最高だが、主題歌がクソ以下
 
良くも悪くも、作品のイメージにあった楽曲制作は必須となる。
 
まぁ、既存の楽曲をタイアップさせたりとかもあるし、
 
それはキャスティングする制作陣に寄るだろうし、一概には言えないだろうが…
 
今期、話題沸騰


初回の時点で絶賛されまくりの『うしおととら
 
OPに抜擢された筋肉少女帯の"混ぜるな危険"も、概ね高評価だ。
 
 
 
荊の道、地雷原、竜巻、嵐…
 
険しすぎる道なのは間違いないが、
 
当たれば相当にでかい
 
ロキノンバンドと言われようが、アニソンバンドと言われようが

違法DLを恐れる余り、MVはShort ver.しか上げられなくなろうが
 
とにかく有名になりたいんじゃ!
 
と思うバンド、バンドマンがいたら
 
アニソンタイアップもひとつの道であることは間違いないとは思う。
 
タイアップにあたり
 
自分たちの音楽性を貫こうが、捻じ曲げようが
 
それはバンドの自由だ。


そう考えると

CMに器用される方が良いような気もするがな…

その代わり

CMは入り口がアニメの比じゃないくらい狭そうだが。
 
 
あ、カラスは真っ白とか
 
アニソンタイアップにもってこいのバンドもいますよっと←




そうそう、ついでにと言っちゃなんだが

地下室のメインライターである石左さんが

新たに作った音楽SNS"LIKIT"

登録はして、グループも作成しちゃいるんだが

もうね、Aliveの時と同じ状態で辛い…

わかっちゃいるんです。

そこそこ好みが同じでも、

7~8割以上共通して好きなバンドがいる人なんていやしないって。

Twitterでも、Facebookでも、インスタでも

諦めてはいますよ、そんな人いるわけないって。

でも、やっぱなー…

って思わざるをえないっすよね現状がこれだもの。