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彰目02 第二次世界大戦


池上彰曰く


「第二次世界大戦、日本はアメリカ、中国と戦いました。」

「日本は枢軸国であった」

「日中戦争」をやめさせようとしてABCD包囲網ができ

 た」

「世界を相手に日本は無謀な戦争を開始した」


コメント:


戦争に関する説明資料は、立場の違いはあれ、その全て、

と言っても良いくらいが嘘を含んでいる。ネットに記載

されているものは量の違いはあるが、書籍よりさらに嘘

が多い。だから史実に基づいた判断よりも、私の持って

いるバランス感覚で判断するしかないのだが・・・。


第二次世界大戦という表現が気に入らない。理由は第一

次世界大戦が世界大戦と言えるようなものではなかった

から。「欧州戦争」と呼ぶべきである。

となれば、ヒットラーが始めた戦争も、欧州戦争の莫大

な補償金請求などが元になった、第二次欧州戦争である。

一方、日本が行った第二次世界大戦と呼ばれる戦争は、

イギリス、フランス、ロシアなど欧州各国の極東植民地

支配構想に端を発したものである。第二次欧州戦争とは

関係がない。たまたま戦う相手が同じなので途中で同盟

関係が出来ただけである。

極東で行われた戦争はとりあえず、東亜戦争と呼ぶ。

この戦争は成り立ちが第二次欧州戦争とは違うし、関わ

りもない。反論があるのならば、この二つの戦争を一つ

に括る理由を明示して欲しい。

当然、枢軸国なる括りも馬鹿げている。


東亜戦争はアヘン戦争、下関戦争、薩英戦争、日清戦争、

日露戦争、等々極東植民地支配の延長上に存在する話で

ある。これらを含めて東亜戦争と呼んでもいいのかも知

れない。アメリカは後半に戦闘に参加したが、太平洋戦

争などと区別して論じる話ではない。応援参戦の国を主

戦国であるかのように言い、イギリス、ロシアに言及し

てないのは、甚だしい事実歪曲である。

中国などという国家は戦後に出来たものである。清が

元々の領地である長城の北に撤退した後の長城南側には

国家と言うような存在はなかった。イギリス、ロシアと

日本のせめぎあいの中で国民党軍(中華民国とは名乗っ

ていた)、共産軍などが存在した話である。中国と戦っ

たというのなら、元首や閣僚の名前を挙げて見て欲しい。

中国なんて清朝が犯され放題を始めてから、「国」と呼

べるような体裁を成していなかった。


「日本は極東植民地支配を目論むイギリスを始めとする

 国家群と戦った」


東亜戦争は日本が始めた戦争ではない。欧州の国々が極

東地域の植民地支配を目論んで侵略して来たから戦争が

起きたのである。彼らが侵略を試みていなければ、全く

別の歴史が誕生した筈である。


「ABCD包囲網というのは侵略国が手を結んで、日本

 に対して共同戦線を張ったものである。」


この目的は中国に作った疎開地、鉱山利権などの侵略拠

点を守る為であって、戦争をやめさせようなどという意

思はあったとしても戦争にせず安上がりに治めたいとい

う話だけである。

ソ連が終戦の土壇場に不可侵条約を一方的破棄して攻め

込んできたのも、元々植民地侵略の一員であったからで

ある。


彼らは何故侵略をしてきたのか?中国の資源、日本の保

有する金塊、これらが欲しくて侵略してきたのだろうか?

彼らが侵略してきたのは、他国に出し抜かれまいとする

思い、ただそれだけである。

フランスに極東を支配され、その富を奪われたらどうな

る。またぞろナポレオンのような男に登場されて攻め込

まれてはたまらない。ロシアは勿論、イギリスもドイツ

もそう考える。

フランスだって100年戦争などを戦ったイギリスに富

が渡ったら、次に戦争が起きたらどれだけ不利になるか

判らない。それでイギリスには渡すまいと競って、アフ

リカを侵略し、インド、インドシナを侵略し、極東に手

を伸ばしてきたのである。オランダもスペインに利権を

取られたらまたぞろ支配される、という思いで極東に進

出した。これは欲ではなく自衛のための侵略である。


「春秋に義戦なし」と言うが、戦争の種は「飢餓」か

「怯え」である。

それに利権や宗教・イデオロギーが絡んで、人が死ぬ醜

い争いとなって拡大するのである。


日本が戦争に踏み込んだのは、自国が東南アジアのよう

に、中国のように、青い目に侵略されたらどうなるか?

との怯えで始っている。


「日本は欧米のアジア侵略によって戦争に巻き込まれた」


奴隷貿易が禁止されたのは19世紀になってからである。

南北戦争は19世紀後半の話である。

日本の指導者が青い目に侵略されたら、奴隷に売られて

大変なことになると怯えて当然である。

朝鮮半島を青目に渡したら、次は日本に攻め込んでくる。

半島に防衛拠点を作って日本を守ろうと考えたのである。

結局、清とのせめぎ合いで半島に軍を派遣するようにな

り、そして日清戦争、韓国を併合することになった。

アメリカとの戦争を真珠湾攻撃から始ったように言う人

がいる。それ以前にアメリカは石油や肥料の禁輸など、

日本の傷みを承知で攻撃を仕掛けていた。下関戦争に首

をだしていた。


この男の先の戦争に関する話は大嘘と断じて良い。


彰目03 中国


池上彰曰く


「年収30億円を越える資産家は日本より中国の方が多

 い。」


コメント:


今はどんな数字になっているか知らないが、その昔、フィリ

ピンの国富は、その90%を僅か3%の人間が保有すると言

われた。年収30億を越える資産家はフィリピンの方が日本

より多いかも知れない。これを国力の優劣と関係あるかのよ

うに語る。資産一億円を越える資産家は日本の方が多いと聞

いたこともある。だから30億円などという数字を上げたの

だろうが、作為が感じられる。


池上彰曰く


「中国には年収が350万円以上、日本に比べ物価の低いあ

 ちらの国では、お金持ち、と言える人が1億人以上いま

 す。」


コメント:


これって、お金持ちと言えない人が12億人もいます、と言

っている話ではないのか?平均年収ってどれ位なのですか?

(都市部で3万元≒40万円 農村部で5千元≒6万3千円)

ただただ、人口が多いですよというだけの話ではないか?


二つとも、富の分布が偏っている、という話で恥ずかしいこ

とではないのか?比較をするなら、せめてジニ係数でも取り

上げるべきではないだろうか?

批判するべき話を褒め称えるように話す、その脳みその構造

が理解できない。


池上彰曰く


「中国はオーストラリアやアフリカで資源開発を積極的に進

 めています。」


間違いではないのだろうが・・。昔北京に行ったとき、ドル

や円は兌換紙幣に交換した。元のお札が二種類あって、こち

らのお札は後でドルや円に交換できる。今でも中国企業が稼

いだドルは国が集めて、好き勝手には使えないようにしてい

ると聞く。ドルの手持ちが少ない国ではどこでも似たような

ことをしている。日本も昔はそうだった。国内で使われる稼

ぎは元に交換されるから、国庫にはドルが溜まってゆくこと

になる。

使い道は国債(米・ユーロ・日)を買うか国家事業で外国で

資源開発を行うか・・。

稼いだドルを企業や国民が自由に使える日本とでは、基本が

違うから比較にならない話である。やむを得ず行っている

行為を、積極的な経済行為かのように言うのは誤解を生む。


池上彰曰く


「中国は日本にとって最大の得意先」


日本の中国に対する輸出額がアメリカを越えて第一位。

中国に輸出した品物の全てが中国で消費されているなら、

おっしゃるとおり最大のお得意さまである。

しかし、日本が輸出した品物が組み立てられて欧米に輸出

されているのだとしたら、中国は経由地、というか加工屋、

下請け先のような存在である。お得意先は米国などの国々

である。得意先というのなら日本産品をどれだけ消費して

いるかの消費額で比較するべきである。


池上彰曰く


「各国が敵対したくないほど中国は力(経済力・軍事力)

 をつけた」


コメント:


安い労賃で稼いだドルを国民に還元せずに、為替を安く操

作して溜め込んだ、その札束を見て経済力。

僅かな所得の上昇、日本人の10分の1以下の生産能力を

13億集めて日本より多くなったら経済力。

馬鹿にしたものじゃないが、敵対したくないほどの経済力

と言えるのか?日本企業の殆どが尖閣騒ぎ以来、脱出を計

画し始めて引いているというのに。


これも馬鹿にしたものじゃないのかも知れないが、中国の

艦船は自衛隊の艦船と同等の戦闘能力があるのか?自分で

少しでも比較して見たのか?この人日本の護衛艦の装備を

調べたことがあるのか?イージス艦を調べたら、こんな簡

単に軍事力を評価したコメントは出来ないと思うが?

そりゃ、敵対したくはないよ、福建省辺りから大量の難民

が押し寄せてきたらたまったものじゃない。


池上彰曰く


 中国の弱点は

 1.高齢化

 2.一人っ子政策


コメント:


中国の弱点は、その「一つは」高齢化、世代インバランス、

という説明なら理解するのだが、弱点はといったら、こんな

問題より先に取り上げるべき事が多くあるだろうに。他の

問題から目をそらせる為にこんな説明をしているのでは?

などと考えたくなってしまう。

先に取り上げるべき中国の弱点としては、

 1.環境汚染問題

 2.不動産バブル

 3.水資源問題、食料問題、エネルギー不足問題

 4.チベット・ウイグル他の独立問題

 5.共和国間の覇権問題(北京閥対上海閥)

 6.共産党支配の矛盾

 7.砂漠の拡大

 8.沿岸対内陸所得格差問題

 9.幹部汚職問題

10.全国、各地で発生する暴動

etc.etc.


池上彰は心の優しい人である。このように言えばテレビ朝日

のスタッフは喜ぶのではないかと気を使っている。

でも、それではマスコミ人ではない。芸者・幇間である。



彰目04 サムスン


池上彰曰く。


サムスンは日本のメーカーの合計より多い利益を上げた。

社員の英語力が高い。

東南アジアなどで地域対応した商品を出している。

日本人技術者を採用している。

韓国の人口は日本の二分の一、市場が小さいから海外に乗り

出す。

日本の携帯電話はガラパゴス携帯と呼ばれている。

IPADの部品には日本製は採用されていなかった。


コメント:


サムスンの利益は法人税を優遇してもらって、作ったもので

ある。これは、国家が本来税として受け取り、国民の福祉な

りに使うはずの金である。つまり国民が金をサムスンに拠出

して利益にしているのと同じ話である。

サムスンの利益の多くは韓国国内で上げたものである。財閥

による市場の寡占化で国民は割高な価格の商品を押し付けら

れている。


サムスンの売り上げは米国のサブプライム、需要低減に直面

して在庫が膨れ上がり,利益なんか無視して商品を投売りした

結果ではないのか?その利益は部品の仕入れを減らした為

に、支払い額が少なくなって「実現させられちゃった」ものでは

ないのか?

仕入れを減らされた日本の部品メーカーは地デジ需要にエコ

ポイントで被害を低減できているが。


サムスンの売り上げは通貨をウォン安にして貰って、作った

ものである。通貨が高ければ国民はより安くチーズや石油を

買える話である。つまりこの数字は、国民が我慢して高い金

を出してチーズを買って作った数字である。


この会社はどれだけの健康保険料を、厚生年金を、企業年金

(退職金)を負担しているのか?給料の水準を含めて、日本

の会社と比較する意味があるのか?比較するのであれば全て

を勘案、換算して、示すべきである。


状況が異なる国の、需要低下で真っ青な会社の、利益額だけ

をこんな取り上げ方をするなんて・・・、

池上彰はやはり馬鹿なのか?



英語力なんてどうやって比較できるのだ?トイフルなり英検

なりで比較できるものなのだろうか?もしそうだとして、

比較したデータはあるのか?本当に海外担当のソニーや東芝

の社員は英語力が劣るのか?

勝手な推測だけでものを言っていないか?

ネットが発達して外国の情報は容易に手に入る。翻訳ソフト

が発達して、日本語が話せる外人も増えて、昭和の英語に対

する感覚とは環境が大きく変っているのに、この男と大前

研一は日本が彼らの学生時代のままだと思っているようだ。


地域対応商品、結構な話である。そうしなければ他社と差

別化できない、技術面で抜きん出た物がない会社が生きて

ゆくにはそうしなければなるまい。褒める話か?

しかし本当に対応したと言える商品を出しているのか?

NHKの番組を一見しただけで、カギのかかる冷蔵庫の話

を聞いて、さも見てきたような話をしているだけではない

のか?


日本人技術者を採用している。韓国では技術者が確保でき

ないから。日本にアメリカ人を多く採用して実績を上げて

いる会社があるとする。貴方はそれを見て日本の会社は

素晴らしいと言いますか?そうかもしれない、この男、ケ

ニアの選手を呼んで来て駅伝に勝った学校を、素晴らしい

と激賞しそうではある?


市場が小さいから海外に乗り出す。5千万人弱が1/2か

どうかはともかくこれだけの人口がいる市場は小さいのだ

ろうか?日本のメーカーの後追いをして、安売りをしてい

るだけ。自国の市場サイズなど関係あるまい。


ガラパゴス携帯などというが、外国の携帯電話がそれほど

素晴らしいものであれば、日本のメーカーはガラパゴスな

どとやってはいられまい。流行でスマートフォンなどと囃

すけれど、何年使えるのか?あと5年も経てばこんな割高

の端末持ち歩くより、機能が小さくて丈夫な機械の方が良

いと考え直すのではないか?


IPHONEが米国で馬鹿売れして、アップルは資材調達

に血眼になった。日本の各社の工場を押さえた。IPAD

なんて図体の大きな品物は日本じゃなくてもできる。その

結果IPADから日本製部品がが消えた。当たり前だろ。


これは池上彰の無知を責めるより、番組スタッフの無能が

責められるべき話だろう。