ガラパゴス
戦艦大和の巨砲は大量の火薬を筒内で爆発させるため、極めて頑強な鍛造鋼鉄で作られていた。原発の圧力容器は加圧水型、沸騰水型と呼ばれるような高温高圧の世界である。これに耐えるには、大和の巨砲を肉厚にして直径を何倍にもした品物が必要となる。それ故、大和の大砲を作ったメーカーがロシア製以外の殆どを製作し、独占的なシェアを占めている。鍛え上げるため年間4個しか作れないほど製作には時間がかかる。日本のガラパゴス技術の一つと言える。圧力がどれだけ高くなっても容器が破壊されることはない。圧力弁が取り付けられているだろうし、蓋や配管接続部分が先に壊れることになる。核燃料はこの容器の中に特製の金属の筒に納められている。核燃料が爆発的に散布されるような事態になる筈がない。この容器は逆に言えば外部からミサイル攻撃を受けても通常の爆弾では破壊が難しいとされる頑丈なものである。あの韓国が買いに来る、フランスが遠くから買いに来るのは理由があります。
恐れるとすれば容器が溶解することであるが、制御棒が落とされ停止した状態であり、容器外部を水で満たせば溶解が起きることはない。(容器の下にプールがあって、最悪の場合そこに下ろす)再度臨界に達し核反応が起きて空焚き状態が起こりうるのかどうかは知らないが爆発する話にはならないのではないか?今回の福島の原発は古いモデルで圧力容器のメーカーが何処かは知らないが、圧力容器の無かったチェルノブイリの例を持ち出したり、燃料が爆発飛散するなどというテロ報道は許されない。中には燃料が溶融して固まると核爆発を起こすなどと言う馬鹿までいる。原子炉の燃料では核爆発は起こせない。この程度の濃縮で核爆発が起こせるのならイランも北朝鮮も苦労はしていない。
外に漏れるとすれば一次冷却水の蒸気である。報告されているように燃料棒の一部が破損しているのなら、通常以上の放射能を帯びている可能性ある。但し圧力容器を持たなかったチェルノブイリとは全く次元が異なる。これだけの大地震である。一次冷却水が漏れたからと言って、xxマイクロシーベルトなどと言って不安を煽るのはやめて欲しい。
東電も政府も起こり得る最悪の事態について分かりやすく説明するべきだ。枝野やマスコミが「汚染物質が撒き散らされるような事態には至っていないようです」などと発言するのは、その可能性が本当にあるのかを確認して行うべきである。疑心暗鬼を呼ぶに任せる今の状態は許されまい。
3月15日
専門家の説明は素晴らしいですね。
http://blog.goo.ne.jp/adlum99v3t/e/b828677d7dec153bab929b9583eed6ef