流言飛語 1
名古屋大学 榎田教授 (3/19 日刊スポーツ)
福島第一原発で、白煙の止まらない3号機への放水作業は18日も行われたが、この作業が功を奏したと仮定し、今後どのような対応がとられるのか?使用済み核燃料のスペシャリスト、名古屋大学エコトピア科学研究所の榎田洋一教授(52=核燃料サイクル工学専攻)は「外部のからの電源で政情に各号機に通電され、機能が回復するならかなりの前進といえる」と話した。まずこの作業の目的は、5階部分にある使用済み核燃料プールに冷却用の水を満たすこと。このプールには燃料棒集合体が一定の距離を持って離されるラックがあって、整然と縦に並んでいる。ところが、今回の地震や、その後の水素爆発の影響で、このラックにひずみができて、燃料棒集合体が接触したかもしれない。この燃料棒集合体は使用済みではあるが、わずかに残るウランの密度が高まって、熱を帯び、毒性の高いプルトニウムを精製する再臨界を起こす可能性が出る。この放水作業の目的は、周辺に充満する放射能を直接的に減らすのではなく、再臨界を阻止するものであると認識してもらいたい。
放射線量とは、放射性物質から発せられる放射能を数値化したもの。一部報道では、放水作業によって福島第一原発周辺の放射線量が減ったかのように伝えているが、これは大きな間違い。「数値が減少した」というのは、風などの影響で放射性物質が移動したか、もしくは半減期を迎えた放射性物質が出たかであろう。
漏れた放射性物質が何処から漏れ出したかを特定し、その箇所をすみやかに修理する。充満する放射性物質がどのようなものであるのかを特定する。「ヨウ素131」であれば8日で半減するので、80日もあればほぼ消滅する。数値が大きく減少すれば「ヨウ素131」が半減期を迎えたからだろう。ただし、「セシウム137」は半減期が約30年なので、消滅するまでには3世紀分前後を要する。
具体的な今後の課題は、外部からの交流電源を復活させること。各号機の原子炉と使用済み燃料プールを冷却させ、ポンプで水をくみ上げて循環させることが必須。通電されることで、原子炉とプールの故障した場所も明らかになる。各号機を永続的に運転させられる電源確保は、連発した事故で発生した危機を危機を回避するための希望を持てる第一歩になるだろう。また、放水作業によって、周辺に拡散したしぶきに放射性物質が含有された可能性がある。その場合、除染(放射性物質を排除、洗浄すること)をしなければならない。今後、安全に作業をするためには、作業環境を正常な状態にすることが望まれる。除染できるのか、封印して立ち入り禁止にするのかの判断をした上で、生活できる環境に戻すことが必要だ。その上で、福島第一原発を廃炉にするのか、運転を再開させるのかを決定する。どちらにせよ、近隣地区に核による汚染を進行させないようにすることが先決と思われる。
この記事へのコメント:
曰く:
「5階部分にある」
**
深さ10m、1階~地下2階
曰く:
「燃料棒が接触したかもしれない」
**
分厚いコンクリートの中で水に満たされたラックが歪む
可能性はどれ程なのか?特にあの大きさのプールでは
横揺れでは水がダンパーの役割を果たすから、縦に置
かれたものは歪みようがないのではないか?水素爆発
は天井で起きている、上部から水の中に縦に置かれて
いるものを歪ませることなど出来るのか?
曰く:
「再臨界を起こす可能性がある」
**
プールに整然と縦に置かれている棒に、水が減ってい
るからと圧力のある放水を行えば、却って燃料が接触
する可能性が高まるのではないか?直ちに今のような
放水は停止して、緩やかに注ぐべきではないのか?
この説が正しいのなら、ヘリで水をぶちまけるなど、とん
でもないことをしでかしているのではないか?
使用済み燃料棒がある程度の接触をしたからと言って、
再臨界を起こす可能性など本当にあるのか?
JCOの事故では臨界に達したわけだが、臨界状態が
どれ程続いたのだろうか?うやむやになっているが。
炉内で何十本もの棒が近接制御されている状況ならと
もかく、今のプールの状況で臨界に達して継続すること
などありえるのか?JCOでも一定量以下なら臨界を起
こさないからとステンレスのバケツでかき回していた。
たまたまあの時は増殖炉用の2倍近い濃度の燃料を
扱ってあんな事態になった。今回は通常燃料で、且つ
使用済みの上、筒に収められているのに。
曰く:
「臨界で毒性の高いプルトニウムが・・」
**
使用済み核燃料だもの、プルトニウムは臨界云々に
関係なく存在している。勿論、特殊合金製の筒に納め
られて。表現の仕方がおかしくないか?
曰く:
「放射線量が減ったかのように伝えているが、これは
大きな間違い。」
**
どこが間違いなのだ?こんな詭弁が通用するのなら、
放射線量が増加したと言うのは間違い。どこかから
移動してきたのかも知れない。という話もできる。
曰く:
「 80日もあればほぼ消滅する」
**
人体に害の無い、海水浴程度の被曝になるのに80
日要するということなのか?二分の一の10乗?
曰く:
「漏れた放射性物質が何処から漏れ出したかを
特定し」
**
一次冷却水がらみの蒸気がもやもや上がっている
だろうが、他に何処から漏れるというのだ?
曰く:
「原子炉とプールの故障した場所も明らかになる」
**
故障の原因は冷却機能である。汚染の原因は、圧力
炉内の一次冷却水蒸気と水素を外部に漏洩させたこ
とである。これ以上何が明らかになるというのだ?
曰く:
「近隣地区に核による汚染を進行させないようにする
ことが先決」
**
おっしゃる通り。近隣地域の汚染状況を調べ始めた
ようだが早く報告して欲しい。
「瞬間最大値」ではなく「累積平均値で」
結果を見て、避難なんかさせる必要があったのか?
などと言うつもりはない。
まとめ:
極めて稚拙な記事である。名大の専門家でこの程度
なのだろうか?教授の発言は冒頭の「」のみで、あと
の記事は朝日系の記者が言葉の端を悪い方へと捏造
した結果なのかもしれないが?
仙谷のような人間が官房長官になり、地裁の裁判官
にもおかしなのが沢山いる。大学の教授に馬鹿がいる
のは百も承知だか、反原発団体御用達の核専門家が
出来ているのかも知れない。