出典:三橋(ミツハシ)貴明ブログ コメント欄投稿より
子供電話相談室 05
Q:
銭(ゼニ)ストなり円ストなりをやったとするよね。大量のお札を縁の下にしまわせて、使うなと言っても、それを守ってくれる保証はないよね。インフレは起きないの?
A:
インフレというものは需要>供給、人々が競って物を求めて物価が上昇することになる。今の中国ならお金を手に入れた人は、日本製の電気釜や自動車を買い求める、つまり出回ったお札≒需要だけれど、今の日本に需要があるかが問題、少なくとも電気釜や自動車を求める人はいない。そんなに欲しいものがあったら郵貯を下ろして買っている話だ。大豆の供給が少なくなれば、中国ではサラダ油の値段が上がるけれど、日本ではダイエットをする人が増えるだけ、天婦羅を揚げる回数が減るだけ。マーブルコートのフライパンは供給が少なければ値が上がるけど、サラダ油は値上げしたら節約されて、却って売り上げが落ち込む恐れすらある。
需要があったとしても、その上で供給が足りなくて、それに加えて、価格が上昇しても、それでも買いたい、節約やダイエットの余地がない、という話でないとインフレにはならない。お札をしまうことになる高齢者は余裕のある人が多い、その上、彼らは戦後の昭和を知っている。麦飯に一汁三菜でやっていける連中だ、掃除機が壊れたら茶殻と箒で掃除を始める、節約の余地だらけの人間なんだ。物価が上がっても、それでも買ってくれるという可能性があるのだろうか?まるで相手にされなかったりして。
縁の下のお金はバブルの種ではあるけれど、沢山持っている人はあのバブルで懲りている人ばかりだ。高利を追い掛け回さなくてもやって行ける人だ。ケチでお金を貯めている訳でも、将来が不安で貯めている訳でもない、そもそも、不安になる程長い将来を持合わせていない。年金に不安はあるけれど食べていく分くらいは貰えると思っている。何となく安心の為に貯めているだけなんだ、だからこんな馬鹿げた低金利でも郵貯に預けて動かない、不満が顕在化しないんだね。
サブプライムローン問題の話をしている時、オバチャンコメンテーターが、「どうして向こうの人はクレジットばかりなんでしょ、貯金をしてお金を貯めてから自動車を買えば良いのに」と言っていた。何を言うかこのババア、ボリビアのインフレを経験した人ならずとも、南米のインフレを横目で見ていた人に対して、貯金しろ、お札の価値が目減りするのを眺めてろ、なんてよく言えるものだ。お金を貯められないんだ。縁の下にでもしまおうものなら、治安が悪くて、すぐに強盗に持って行かれちゃう。
こんな国も出回るお札の量≒需要だ。
家にお金を貯めておいたら、政府が馬鹿をやり始めて、皆があわててお金を物に換えて大騒ぎになっている国もある。インフレを抑制する為の処置が大インフレになった。こんな子供にでも判りそうな事を国がやっている。それにしても銃殺じゃたまらないね。
国によって経済の事情は異なる、単純に経済学で学んだ事を当てはめても、その通り事は運ばないんだね。こんなことを言っている人がいた。
「日銀が国債を引き受けると、市中に大量の通貨が供給されてインフレになる」
今の利息の殆どつかない郵貯なんて、市中に大量に供給されている通貨と同じなのに。それでこのデフレなのに。大量の通貨が供給されて、買うものもないし、取り敢えず郵貯にでも預けるか・・。郵貯は借り手は国しかいない国債でも買うか・・。これが今の日本の現状なのに。いったい何の需要で競合が起きるのか?何が供給不足になって値段が上がるというのだろうか?銭ストやってみれば判る、超大量の通貨が出回るけれど、市民にとっては郵貯カードが数枚に分割されただけの話だ。皆さん買い物をして下さい、と、頼んでも相手にされるかどうか?
こんな事が判らない、こんな馬鹿でもわが国では評論家が出来るんだね。
Q:
お尻を拭くのに2枚で済ます国、5枚使う国、ウォシュレットが普及した国、夫々でトイレットペーパー・パニックの起き方も異なるという事だよね?
A: ・・・。