Day6
午前3時に目が覚める。
早くも6日目。
今日は仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳に登る。
さすがに疲れが溜まってきている。
ちょっと寝ただけでは回復しきれない。
計画よりも時間がかかることを想定して午前4時前に出発。
時間に追われて山を歩くようなことはしたくない。
しばらくはヘッドライトを点けて登る。
ちょうど西側の尾根なので午前5時を過ぎても薄暗い。
明るくなったと思ったら、あたりはガスっている。
森林限界を超えると風がモロに吹き付ける。
登っているときはこの風が気持ち良かった。
「早朝の時間帯は天気がいいはず」
そんな狙いで計画を立てたのだけど思うようにいかない。
出発して2時間50分ほどで仙丈ケ岳に登頂(標高3,032m)
「いや~、昨日からずっと登ってきたけど長かった」
じっとしていると寒い。
すぐに北沢峠方面へとおりる。
途中、振り返ってみるもあの美しい仙丈ケ岳のカールは見えず。
標高が下がるにつれて周りの景色がひらけてきた。
おそらく雲の下に来たからだろう。
正面には甲斐駒ヶ岳。

山頂はやっぱり雲に隠れている。

時刻は午前8時過ぎ。
多くの登山者が仙丈ケ岳目指して登ってくる。
自分は逆方向に進み北沢峠に下りた。

ここで休憩。
コーラを飲みながら補給食を食べる。
「さぁ、甲斐駒ヶ岳に登るぞ」
双児山経由のルートを登る。
しばらくはつづら折りの急登。
双児山からは景色がひらけてくる。
山頂まではまだまだ遠い。
駒津峰(標高2,752m)では多くの人が休憩していた。
ここからしばらくは岩場の登山道が続く。
分岐からはトラバースする砂礫のルートを進む。
「甲斐駒ってこんな大変だったっけ?」
久しぶりなので記憶も曖昧だ。
そして山頂に到着(標高2,967m)
やっぱりガスガスだった。
「まぁ、仕方がない絶景は以前に見たから」
そう自分に言い聞かせて下山開始。
駒津峰に戻ってきたのは午後1時30分頃。
今朝出発してから9時間30分以上になる。
「疲れた。ここで休もう」
カップ麺を食べながら休憩。30分ほど休んだ。
その間も多くの登山者が足早に下りていく。
理由を聞くと「午後4時のバスに乗るため」とのこと。
休憩のち仙水峠方面へ下りた。
(つづく)






