鈴鹿セブンマウンテン縦走(2) | Challengeな毎日

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■4月30日(土)

雨はすっかりやんでいた。

この日の天気予報は晴れ。

夜明けからも天気が回復しているのが分かる。



早々に朝食をとって、午前5時過ぎに小屋を出発。

まずは藤原岳を目指す。

藤原岳は珍しい植生が豊富な山。

花の百名山にもなっている。

特にフクジュソウが有名らしいが、この時期はとくになかった。

小屋からはそう遠くなく、30分ほどで登頂。


藤原岳(標高1144m)


鈴鹿セブンマウンテンの最初の1座をゲット。

写真を撮って次の竜ヶ岳へと向かう。

 


山頂直下は急なガレ場で歩きにくい。気をつけながら下りる。

それが落ち着くとルートが不明瞭なところに出る。

 

「迷い尾根」との表記もあった。

 



踏み跡もあちこちあり、誤った方向に行きそうになる。

ところどころでルートを確認。

 

こっちの道標には「xxx km  xxx 分」という表示がない。

 

自分で地図を確認するしかない。

 

登山道は歩きやすく気持ちがいい。



治田峠(ほったとうげ)あたりからは稜線が続く。


登山者にはほとんど会わない。

 

静かな稜線歩きを楽しんだ。

「いいね、いいね」


 

昨日とうって変わって天気も最高だ。

 


目の前には竜ヶ岳と思われる山が見えてきた。

 

まっすぐと登山道が続いているのが分かる。

 



そして午前7時50分頃、竜ヶ岳に登頂(標高1099m)

鈴鹿セブンマウンテンの2座目。



山頂は広く、眺めも抜群。


何組かの登山者が休んでいた。

竜ヶ岳の先を進むと、どんどんと登山者が登ってくる。

人気のある山なのだろう。



石槫峠(いしぐれとうげ)に下りると舗装道に出た。

次の釈迦ケ岳へと向かう。

舗装道を進み再び稜線に入る。

釈迦ケ岳はお釈迦様の寝姿に似ていることに由来しているそうだ。

そんなアップダウンの稜線を楽しむ。

 

振り返ると、さっき登った竜ヶ岳。

 



周りには緑の山々、遠くには海がキラキラと見える。

 

「伊勢湾だ」

 



今日が晴天でホント良かった。

 

「このあたりの稜線歩きがメインなのかも」

景色の良いところで休憩。

時刻は午前10時30分頃。


朝早かったのですでにお腹が空いてきた。

棒ラーメンを作って食べる。

 



釈迦ケ岳まではそれなりに距離がある。

けれども退屈することはなかった。

 

目の前にはこれから進む稜線が見える。


午前11時20分頃、釈迦ケ岳に登頂(標高1092m)

 

これで鈴鹿セブンマウンテンの3座をゲット。

 

なかなかいいペースだ。

 



山頂はそれほど広くはない。

でもここからの景色も良かった。

伊勢湾がはっきりと見える。


山頂から海が見えるとなんだかテンションもあがる。

写真を何枚も撮って先へと進む。



このあたりになると登山者がそこそこ多い。

猫岳を過ぎて羽鳥峰(はとみね)に到着。

ここで眼下に見えた「ハートちゃん!」



 

しっかりと今日の日付まで石積みされている。

「いったい誰が更新しているのだろう?」

金山あたりで縦走している人と会う。


これから天気が崩れる予報なのでできるだけ先に進むと言う。

確かにそうだ。

水場の情報をもらってその場で別れた。

 



(つづく)