<二日目>
午前4時前に目が覚めた。
出発予定時刻は午前6時。だいぶ時間に余裕がある。
テントの外で東の空が明るくなっていくのをボゥーと眺める。
風もなく寒くない。気持ちの良い朝だ。
夜明けを見て、この日の快晴を確信。
「よし、台風の影響はない」
朝ごはんはアルファ米。
がっつりと食べて午前5時20分頃、早月小屋を出発。
早月尾根をぐんぐんと登る。
振り返ると小屋が小さく見える。
樹林帯を抜けて見晴らしがよくなってきた。
標高2,600mを越えたあたりだろうか。
目の前には剱岳。 雲一つかかっていない。
今回の山行のテーマは「剱岳」。(そのまんま)
見て楽しみ、登って楽しむ計画。
途中で何組か先行しているパーティを抜かす。
テンションがあがって、ペースが速くなってしまったのかもしれない。
まだこのあたりは比較的歩きやすい。
(この日は小屋を出発するときからヘルメットを着用)
標高2,800mまで登ってきた。
剱岳は標高2,999mなのであと標高200m。
ここから先は岩稜を進む。
鎖場に来た。カニのハサミと呼ばれるところ。
カニのタテバイ、ヨコバイに比べればなんてことはない。
距離もわずか。
振り返って見るとこんな感じ。
そこを過ぎると山頂も近い。
足元の岩に気をつけながら登る。
そして剱岳(標高2,999m)に登頂!
早月小屋からはちょうど2時間(午前7時20分頃)。
山頂からの景色は絶景だった。
「うおぉ」、思わず声が出る。
立山、そして遠くには槍ヶ岳も見える。
今年の夏、縦走した後立山連峰。
白馬三山、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳。
そのときのことを思い出すと感慨深い。
北の方に目をやれば日本海が見える。
その手前の山々も素晴らしい。
もう、同じような写真を何枚撮ったか分からない。
それほど気分も高揚していた。
剱岳は自身2度目の登頂。
前回はガスってほとんど何も見えなかったのでなおさら。
自分の写真はほとんど撮らないけれども、
この時ばかりは撮ってもらった。控えめなポーズでw
山頂には30分ほどいたと思う。
ぞくぞくと登山者が登ってくる。
名残惜しくも下山することに。下山は立山/室堂方面。
このギザギザ尾根の方に下りていく。













