(これまで)
阿蘇ラウンドトレイル完走記(1)
-------------------------------------------------------
ここから再度、阿蘇外輪山に登る。
他のレースと違って、800m、1000mといったガツンとした登りではない。
少し頑張れば、「上に着いた?」という感じ。
高低図ではフラットに見える外輪山の尾根ルート、
尾根というよりも台地に近く、微妙なアップダウンがある。
「これって、走れってことだよね」
意外とロードも多い。
女性選手は歩かず淡々と走っていく。
「女性は強いなあ」
応援の声援を受けながらA3エイドに到着。
A3 すずらん公園(50.8km)
8時間30分の計画に対して8時間10分。
「うん、順調かな」
まずは、駆けつけでレッドブル1本を一気飲み。
「うまい」
ここでのお楽しみ給食は「そば」
コシがあって美味しい。
タオルに冷水をかけて膝をアイシング。
休みながらsadaさんと話をする。
そのあとは、クリームパン、梅干しを食べる。
そしてエイドアウト。
阿蘇五岳の風景が移っているのが分かる。
「ああ、ぐるっと回っているんだな」
そう感じた。
根子岳もだんだんと大きく見えてくる。
「それにしても走れる区間が長くない?」
膝の調子を考えるとロードは歩きたくなる。
思ったほど時間的貯金ができていないので、ゆっくり走る。
次はドロップバッグのあるエイド。
それを楽しみに先へと進んだ。
ロードをかなり走ったあとエイドに到着。
A4 高森町町民体育館(66.6km地点)
「やっと半分だあ」
12時間の計画に対して10時間55分
だいぶ余裕が出てきた。
ドロップバッグとミネストローネスープをもらって階段に座る。
まずはウェアを着替える。
ミネストローネを食べてホッと一息。
ドロップバッグから補給食をザックに詰め替える必要はなかった。
ほとんどエイドでの食べ物で足りている。
熱中飴ぐらい。
持参したお楽しみ給食をドロップバッグから取り出す。
「カレーめし」と「桃缶」
それほどお腹は空いていなかった。
けれどもそれらを食べる。(白桃は残した)
最後にホットコーヒー。
なんだかんだで50分ほどの滞在。
sadaさんと一緒にエイドアウト。
山の上まではロード。
あれこれ話しながら歩いて登る。
途中からライトアップ。
ここからはナイトランになる。
コース高低図をみるとジグザグのアップダウンが続く。
時間的にも余裕があるので歩き通す。
ときおり前方にライトの明かりが見える。
「ああ、あそこまで登るのね」
いくつピークがあるのか分からない。
結構、きつく感じる。
阿蘇の夜景が見えるところに出る。
「街明かりが綺麗だ」
写真はなし。
スマホのカメラでは思うような写真は撮れない。
なので夜パートでは1枚も撮らず。
12.1km進んだところにあるW2(ウォーターエイド)に到着。
14時間30分
再びアップダウンの山の中へ。
ずっとsadaさんと一緒だったので精神的に楽だった。
一人だったらキツかったと思う。
A5 清水峠(86.9km地点)
16時間48分
後半はペース計画の時間を気にしなかった。
この先はずっと歩くつもり。
エイドのスタッフから、
「この先は2つのピークを越えれば次のエイド」
と教えてもらう。
こういうときのアドバイスは半信半疑でちょうどよいのだけれども
どうしても信じてしまう。
木段の登りが増えてきた。
2つめと思われるピークを越える。
けれども前方のライトの明かりは上の方に向かっている。
眠気も出てきた。
幻覚ではないけれども、
トレイルに落ちているゴミを拾おうとしたら、「白い石柱」だったことが何度か。
やっと下り基調になった。
「なに?このガレ場?」
というぐらい足場の悪いトレイルだった。
トレイルから抜け出てロードを進む。
エイドの光が見えた。
A6 アスペクタ(96.6km地点)
19時間46分
屋内の休憩場所があるという話しだが、どこだか分からない。
仕方ないので、sadaさんと原っぱに寝転がって仮眠を取る。
途中、寒さに耐えられずエマージェンシーシートを取り出して包まった。

(つづく)
![]()
にほんブログ村



