前日、頑張って歩いたので3日目の行程には余裕があった。
ゆっくり寝て、6時に出発すればOKという感じ。
ところが午前4時30分には小屋の電気が点けられた。
午前5時に朝食があるからだろう。
こっちは素泊まりなので関係ない。
結局その時間に目が覚めてしまい、同じように行動する。
朝食はコーンスープとミニクリームパン。
そして百閒洞山の家を午前5時30分に出発。
もうほとんどヘッドライトは不要な明るさだった。
それでも百閒平までは点けて進む。
そして目の前に現れたのが赤石岳。
赤石岳
「南アルプス」という言葉を聞いたのは山に興味を持つようになってから。
それまでは小学校で習った「赤石山脈」という名前だ。
その名を持つ主峰にこれから登る。
意気揚々と歩いた。
この日も天気は快晴。
朝の元気な時間ということもあって足取りも軽い。
意外とあっけなく赤石岳(3,120m)に登頂!
もう何度同じような写真を撮ったか分からない。
この景色を楽しんだ。
昨日までは隠れて見えなかった南アルプス北部の山々も良く見える。
北岳、間ノ岳、農鳥岳。
仙丈ケ岳に甲斐駒ケ岳。
頭の中では次の山行ルートを考え始めていた。
ひと息ついて先へと進む。
少し下って、小赤石岳(3,081m)を越えていく。
このあたりは標高3,000m前後の稜線歩き。
楽しくないわけがない。
やがて前方の下の方に赤い屋根の小屋が見える。
「荒川小屋だ」
大聖寺平へと下りて、なだらかなトラバースを歩いて行く。
ここも気持ちのよいトレッキングだ。
荒川小屋に到着。
時刻は午前9時10分頃。
ここでゆっくりと休憩&食事。
お湯を沸かしてアルファ米の五目御飯を食べる。
食後はブラックコーヒー。
水場で水を補給。
お腹いっぱいになったところで、いざ悪沢岳へ。
この日は結構、登山者とすれ違うことが多かった。
挨拶に元気をもらってマイペースで登る。
そろそろと思いきや、次のピークが顔を出す。
そんな繰り返し。
そして荒川中岳(3,084m)に登頂!
時刻は午前10時20分。
ここでも山頂をひとりじめ。
贅沢な時間を過ごす。
さっきよりも白峰三山がはっきりと見える。
その景色を左手に見ながら先へと進む。
そして悪沢岳へと向かう。
名前からして少しやんちゃな感じのする山。
実際、そのルートは楽ではなかった。
両端が切れ落ちている細尾根を通ったり、両手を使って登ったり。
積雪が残る時期には怖くて通れない。
踏み抜く可能性が大である。
登ること自体を楽しみながら、ゆっくりと登頂。
悪沢岳(荒川東岳)(3,141m)
時刻は午前11時15分。
山頂まわりはガレている。
けれども景色は凄くいい。
今度は進路を東方向にとっていよいよ下山。
もうこれより高い山に登ることはない。
途中、丸山を通過。
こう見えても標高が3,032mもある。
下りるといっても楽ではない。
千枚岳(2,880m)でひと登りする。
千枚小屋(2,610m)には午後12時30分に到着。
予定ではこの日(3日目)の宿泊地。
だいぶ早く到着してしまった。
少し考えたのち、予定を変更してこのまま下山することに。
ここから見える夜明けの富士山が惜しかったけれど仕方がない。
今回の山行では十分に富士山を見ることができた。
ここから椹島まで計画では3時間30分。
「午後4時には椹島ロッジに着くかな」
気持ちのよいトレイルを歩く。
それほど急な勾配ではなくトレラン向き。
途中には苔むした森もあり視覚的にも楽しめる。
ベンチのあるとことでは腰を下ろして休憩。
下りでは背中のザックの重みが効いてくる。
「3日目なのに思ったほど軽くなってないな」
そんなことを思いながら背負った。
ぐんぐんと標高を下げながらもなかなか着かない。
下りといえどもさすがに疲れてくる。
そして川の流れの音が聞こえてきた。
「ああ、もうすぐだ」
そう思うと同時にホッとする自分がいた。
今回も山を登って無事に下山することができた。
やっぱり自分は街に住む人間なんだと感じた。
そして椹島ロッジにほぼ予定通りの午後4時に到着。
この日はテント泊。
せっかくテントを持ってきたので使わないのも勿体ない。
嬉しいことに、ここにはお風呂がある。
お風呂でさっぱりしたあとにビールを飲んだことは言うまでもない。
今回の充実した山行を振り返りながらビールを美味しく飲んだ。
(End)
~御嶽山噴火について~
燕岳下山途中に家族からの連絡でその事実を知った。
はじめは信じられなかった。
自然の前ではホント人は無力。
自分がそのような状況におかれることは十分にありえる。
今回、被災された方のお悔みとお見舞いを申し上げます。
確認がとれてない方のご無事を心よりお祈り申し上げます。
山と向き合う
↓
にほんブログ村










