足の怪我のため、しばらく走っていない。
当分は走れないだろう。
そうなると、いままで走っていた時間がぽっかりと空いてくる。
平日は仕事をこなしているうちに時間が過ぎてゆく。
休日は何となくボゥーと過ごしてきた。
もともと貧乏性なのか、その「じっとしている時間」というのが勿体なくなってくる。
これをイイ機会に今まで、「やろうと思ってできなかったこと」をやろうと思い立つ。
「はて?何があったっけ?」
いざ、やろうと思うとなかなかでてこない。
それで、とりあえず気の向くまま本を読んでいる。
その中で最近、印象に残ったものがあったので書いておこうと思う。
「頂きへ、そしてその先へ」 竹内洋岳
竹内さんと言えば、言わずとしれた「14 Summiter」。
日本人初の8000m峰14座登頂者である。
「こういう人は何を考え、どういう思いを持っているのだろう」
と軽い気持ちで読んだ。
さすがに厳しい世界、それこそ生死の限界まで挑み、それを生業としている人の言葉は重かった。
当たり前のことかもしれないが、ひとつひとつが響いた。
山を登る身として改めて教えらえたのは、
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「先入観」ほど危険で当てにならないものはない。(経験があるから大丈夫こそ危ない)
「登山歴何年」という言葉ほど、無意味で胡散臭い指標はない。
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という言葉。
説明するまでもない。
また、登山のおもしろさを語る言葉には思わず納得する。
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登山とは想像力の限界を競う競技だ。
いいことだけの想像力はただの空想であり夢想である。
悪いことだけの想像力はだたの怖がりであり怠惰である。
そのバランスを見極め最善の答えを出して進み続ける。
それが登山というスポーツのほかにはない圧倒的な面白さであり、大きな魅力である。
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いろいろと考え、そして楽しむ。
山行計画を立てるのが楽しいのも、そういった想像をしているからだろう。
そして、今の自分に考えさせられたのが、
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自分の置かれた状況ごとに、やらなければならないことが必ずあるはず。
それを見つけ出し実行していくことが求められ、鍛えられるのが登山である。
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いずれの言葉も「登山」という文字が入っているが、それを取り除いても十分に意味がある。
普段の仕事、生活の場でも活きてくる言葉である。
へたな、ビジネス自己啓発書よりも、ぐっとくる。
他にもいろいろあったが、ここでは書かずにおく。
今自分のやるべきことは足の怪我を治すこと。
そのためにやることは、しっかりと休んでリハビリ/トレーニングをすること。
ランニング以外にもやるべきこと、やりたいことをしっかりやる。
後ろ向きな気持ちが前向きになってきた・・・。
あせらずゆっくりと
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