9月23日(日)2日目
0:00頃、一度目が覚めた。
さすがに夜になって冷え込んできたから。
気温は分からないが体感的には0度ぐらい。
テントの中はもう少し暖かかったかもしれない。
使い捨てカイロを取り出して足元に置く。
上はダウンジャケットを着込んでシュラフにもぐりこんだ。
もう夏用のシュラフでは厳しい。
そして04:00頃、再び目が覚める。
テントにあたる雨の音で目が覚めたという感じ。
残念ながら天気予報どおりの雨。
楽しみにしていた、夜明けの北アルプスは見ることができなかった。
そうなると早く起きる必要もない。
ぐだぐだと05:00過ぎまでごろごろとする。
そのあと起きて朝食。
朝食は、アルファ米のエビピラフ、ミニあんぱん、コーヒー。
かなりお腹いっぱいになった。
雨の中、テントを撤収。
常念小屋に立ち寄って水を1リットル購入(\200)。
天気の情報や他の登山者の動向もチェック。
そして出発。
時刻は06:00ちょうど。
もうこの時間になるとヘッドライトはいらない。
大天井方面へと歩き出す。
雨は止む気配もなく、しとしとと降っている。
本来ならば昨日と同様の絶景が左手に見えるはずなのだが、この日は真っ白。
その代りに、「ライチョウ」を多く見かけた。
「それだけ天気が悪いということか・・・」
今日のトレイルは大きなアップダウンも少ない。
ルートに迷うこともない歩きやすいトレイル。
景色は残念だけど、歩いていて楽しかった。
楽しくて笑いそうになる。
「ついに頭がおかしくなったのか」
と自分でも思ったほど。
なんというか、
「歩いて確実に前に進んでいる」
という感覚が得られる。
それがとても心地良い。
まあ、当たり前のことなんだけど。
その当たり前のことを実感できるのだから、山って不思議だ。
ときには無心になって歩いていたと思う。
目的地に向かって歩くのではなく、歩くこと自体が目的。
そんな感じ。
ポツポツと他の登山者とすれ違うようになる。
おそらく大天井ヒュッテを出発した人たちだろう。
ということは、常念小屋から大天井までの半分の距離を過ぎたあたりにいる。
気が付いたら思ったよりも早いペースで歩いていた。
すれ違う人たちと挨拶を交わす。
「残念な天気ですね」
といいつつも楽しんでいるように見えるのは気のせいか。
中には話し好きの人もいる。
さすがに長くなりそうだったので、「それではお気をつけて」と声をかけて先に進む。
そして大天井ヒュッテに到着。
時刻は08:00頃。
3時間ぐらいのつもりでいたのでかなり速い。
大天井ヒュッテでひと休み。
大天井岳には登らずに先へ進むことに。 登っても景色は望めないからだ。
「う~む、残念」
下り基調のトレイルが続く。
「ここを走れたら気持ちがいいだろうな」
何度となくそう思った。
ひたすら歩く・・・。
だんだんと白い砂利のところが多くなってきた。
奇怪な岩もときおり現れる。
そうなると燕山荘も近い。
09:45頃、燕山荘に到着。
晴れていれば燕岳に行くつもりだったけど、雨だったので次の機会までとっておくことに。
燕山荘でコーヒーでも飲もうかと迷う。
「予定よりも早いバスに乗れるかもしれない」
ふと頭によぎって下山することに。
下山道は思ったよりも歩きやすい。
表銀座の玄関通りだからかもしれない。
ふと周りを見ると、歩いてきた山の尾根が見える。
紅葉はまだ始まっていないが、そろそろ色づき始める気配。
「できれば秋の涸沢に行きたい」
そんなことを思いながら下りる。
コースタイムは2時間30分ほどだが、1時間30分ほどで中房温泉まで下りてきた。
時刻は、11:30頃。
結局、雨が止むことはなかった。
バスの出発時刻は、12:35。
1時間以上あった。
立ち寄り湯にでも入ろうかと思ったが、なんとなく気が進まず。
早めに到着したバスの中で寝ることにした。
穂高駅からは電車を乗り継いで帰宅した。
参加させていただいたことに感謝!
ふぬけ状態からも抜け出せて、大きな気分転換になったような気がする。
よし、まずはハセツネ!
↓
にほんブログ村






