その(2)からのつづき
早く寝たせいか夜中に何度も目が覚める。
夏用のシュラフだったが、人が多くいるこもあり寒くはなかった。
午前4時頃、まわりがゴソゴソと動き出した。
もうすでに眠気もなかったので、自分も起きることに。
とりあえずシュラフなどを片付けて朝食を作る。
作るといってもお湯を沸かして、アルファ米のドライカレーに入れるだけ。
あとは温かいコーンスープ。
外はまだ夜明け前で真っ暗。
食べ終わったあと、ヘッドライトをつけて午前4時半頃出発。
しばらくは同じ時間帯に出発した他のグループと一緒に進む。
しだいにペースが合わなくなったので先に行かせてもらうことにした。
かなり気温は低かったが、厚着をしていたので寒くはない。
午前5時をすぎると徐々に東の空が明るくなってきた。
やはり、朝の山は気持ちがいい。
これがあるからやめられない。
朝のすがすがしさを感じつつも、トレイルの方は結構きつかった。
何気にアップダウンが多い。
暗いので足元に注意しながら進む。
そして、「熊沢岳(標高2,778m)」に到着。
ちょうど日の出にいい時間だったので、しばらくここでのんびりとした。
風が強かったので岩陰にかくれて、じっと東の空を見つめる。
南アルプスの山々がはっきり見える。
「今日も天気は良さそうだ」
そして次第に日が昇ってきた。
残念ながら太陽はすぐに雲に隠れてしまった。
「さあ、行くぞ」
ヘッドライトを片付けて、空木岳へと向う。
今日も稜線がきれいに見える。
自分の影が映った岩場に、「やっほ~」
時間があれば、どこまでも行ってみたい山々のトレイル。
振り返ると、今朝歩いてきたルートが朝日を浴びて、くっきりと見える。
雲を見るとやはり、「秋の空」という感じだ。
東川岳からは木曽殿山荘へと下る。
そして空木岳に向けての登り返しだ。
これが結構、しんどかった。
「これを越えたら山頂か?」
と思うようなところが、いくつかあった。
「第1ピーク」と書かれた標識を見て、
「偽ピークはいくつあるんだ?」
と思った。 地図を見てもそんな情報は載っていない。
「時間的にいってもそろそろだろう」
と思った頃に、「空木岳(標高2,863m)」に到着!
ちょうど午前8時だった。
ここからの景色も絶景だった。
昨日に引き続き、「北アルプス」の山々もはっきりと見えた。
山頂に誰もいなかったので、
「やっほ~」
と叫んでみた。
ちょっと恥ずかしかった・・・。
景色を堪能した後、下山することに。
ここからはひたすらくだり。 結構長い下りである。
名残惜しいが、「木曽駒ケ岳」と「空木岳」をあとにした。
下るにつれて樹林帯の中に入ってくる。
途中、トレイルランナーの人とすれ違った。
かなり速い。
「もしかしたらハセツネに出る人だろうか?」
などと思った。
多少テクニカルな部分があるが、基本的には走れそうなトレイル。
重いザックを背負っていなければ、僕もトレランをしたいところだ。
左手を見ると、木々の間から木曽駒ケ岳方面の山々が見える。
紅葉はあまりなかったが、木々は黄色く色づいていた。
池山を過ぎると終わりも近い。
登山道の入口はスキー場駐車場の裏手だった。
なんと、車を停めたすぐ後ろだった。
午前11時30分すぎに到着。
予定よりも30分以上早くついた。
下山したあとは、「こまくさの湯」でさっぱりとする。
ここのお風呂は、湯船から千畳敷カールが見える。
なんとも贅沢なお風呂だ。
お昼にそばを食べたあと帰路についた。
ホントはもっとゆっくりしたかったのだが、三連休の最終日、中央自動車の渋滞が予想できたので
早めの行動をとることに。
おかげで渋滞に巻き込まれることなく、無事に帰宅することができた。
「木曽駒ケ岳、空木岳ありがとう」
そして今回も無事下山できたことに感謝!
最後までありがとうございます!
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