穂高岳山荘に着いたのは、午後1時前。
ゆっくりする時間はたくさんある。
外は雨なので、談話室でのんびりした。
他の人の話しを聞くのも楽しい。
そのあとは寝床に移って少し昼寝。
夕食は午後5時から。
約3,000mのところで、あったかいご飯を食べられるとは、なんとも贅沢。
ふと外を見ると雨が止んでいた。
すぐに食べ終えて外に出た。
「もしかしたら、きれいな夕暮れが見られるかもしれない」
そう思って、「涸沢岳」に登ることにした。
15分ほどで山頂に到着。
風もほとんどなく、寒くはない。
静かな時間がゆっくりと流れる。
「あの時、いきおいで下山しなくて良かった・・・」
そう思った。
この日は多くの登山者が山荘に泊まったが、運良く寝るスペースは十分に広かった。
8月7日(日)
気になっていた天気は、「晴れ」。
みんな待っていたように、早い時間に動き出す。
朝食を食べずに弁当を持って、「奥穂高岳」へと登っていく。
僕は、朝5時30分頃、山荘の朝食を食べて出発。
もう一度、「奥穂高岳」に登ることも考えたが、「涸沢岳」を選択。
6時頃、涸沢岳山頂(標高3110m)に到着。
荒々しくもカッコイイ。
求めてた景色がそこにあった。
「北穂高岳」、大キレットの先に見える、「槍ヶ岳」。
その後ろの方には、「剱岳」も見える。
太陽の光がスポットライトのように、山々を照らす。
刻々と景色が移り変わっていく。
どんどんと明るくなる。
「うぉ~、気持ちイイ!」
気がつけば、7時を過ぎていた・・・。
山頂に1時間以上、いたことになる。
名残惜しいが、下山することにした。
(つづく)
北アルプスは美しい
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