第10回北丹沢12時間山岳耐久レース(2) | Challengeな毎日

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感謝の気持ちを忘れずに、マラソン、トレイルランに励んでいます。
めざすは、UTMB!

レースに戻ったと言っても走るわけではなく、ひたすら歩いて登る。
第一関門からちょっとしたところで、


「げっ、足がつりそう!」


太ももの裏側が「ぴくっ」としたのである。
とりあえず、コースを少し外れてストレッチ。


考えてみれば、急勾配の坂道を駆け下りて、今度は登り道。
筋肉が悲鳴をあげるのも無理はない。


そしてすぐにまた登りだす。今度は、


「げっ、今度は足の付け根の部分だ!」


これは少し休憩したほうがよいと思い、思い切って休むことにした。
このとき頭の片隅で


「リタイヤ?」


の言葉がよぎった。
7~8分ほど休んだだろうか。これ以上は休むことはできないと思い再開。


なるべく歩幅を小さくゆっくりと登る。
ひたすら登る。


そして登りきる。
あとは第二関門までは下るだけだ。 この時点での時刻、「12:00」。
関門制限まであと「30分」、距離にして「7kmちょっと」。 ほぼ絶望的である。


ここからの下りはトレイルコースではなく、一部舗装された車道。
いつものLSDのペース(7'30/km)で走る。
さっき休憩したので足の痛み、筋肉の張りはない。


ここからは歩くことなく第二関門に到着。時刻は「12:55」。
25分オーバーでリタイア。


30分遅れでスタートした後続の関門制限は「13:00」。
必死になって滑り込んだ人、数秒の差で間に合わなかった人、さまざまな様子を見ることにもなった。


結局、第二関門を突破することができなかったけれど、

「正直、ホッとした」気持ちもある。もし関門制限に間に合ったとして、残りのコースを走ることができただろうか? 


29.55km (記録なし)


これがこの日の結果だった。
自分の身の程知らずを思い知った。
だけど、すごく悔しい。 


初めてのトレイルランで完走した人は多いが、少なくとも何のトレーニングもしていない人は、
いきなりこのレースに出てはいけない。
他の人の邪魔になるばかりでなく、自身の怪我のリスクも大きいからである。


リタイアした人を収容した帰りのバスの中で、はじめて「初夏の北丹沢の山々」を眺めた。


「ああ、こんなにいい景色だったんだ・・・」


時間と走ることばかり考えて楽しむ余裕をなくしていた。


「また来る!」


そう自分に言い聞かせるのが精一杯だった。