はけ口 2 | さんぞうの呟き

さんぞうの呟き

私の頭の中は主にHey!Say!JUMP♪笑っていれば未来はハッピー♪大真面目に生きてます^^

「お父さんとお母さんどっちが好き?」


なにげなく大人が子供に聞く。

両親に愛されている子供が前提の質問だ。


どっちかを好きと言われると

もう片方はガックリするのがお決まりだろう。

そして大人達は笑い合う。


私はその質問が一番嫌いだった。

「嫌い」というより「怖かった」に近い。


「どっちも好き」と答えるよう言われていた。

「好き」って意味が分からなかった。


「お父さん」とか「お母さん」とか

好きなんていう対象だとは思わなかった。

仕事を言いつけられ

やらなければ殴られる。

それだけの存在だったから

母親の後を追ったのもハイハイしている頃までのこと。

泣く私を無視して母は出かけた。


おかげで何も求めない諦めのいい子に育った。


「家」に安心を覚えるのは誰もいない日中のみ。

夜の一人の留守番は怖かった。