今日という日【12月14日】
■南極の日
1911年12月14日。
ノルウェーの探検家「ロアール・アムンセン」と4人の隊員が人類で初めて南極点に到達したことに由来。
アムンセン隊は極北航海の経験があり、その際に先住民から伝授された、身軽で寒さに強いイヌぞり(犬は非常時の食料も兼ねていた)や軽くて防寒性・耐水性にも優れたアザラシの毛皮服を採用していた。
当時、日本隊も南極点を目指し準備をしていたが、ノルウェー人のスキーを見て、妙な板を履いているなどと書き残しており、根本的に準備不足だった。
アムンセンは南極点より帰還後も「ドルニエ・ワール飛行艇」や「飛行船ノルゲ号」による北極点通過を行い、人類初の両極点到達など精力的に活動。1927年には報知新聞の招待で来日している。
今日という日【12月13日】
■国会キス事件
1948年12月13日。
「国会キス事件」とは、「泉山 三六」大蔵大臣が泥酔により他党の女性議員の手を握ったり抱きついたりしたため、議員辞職した事件。
泉山蔵相は、参議院食堂に大蔵委員を招いて会食、酒を飲み過ぎ議場脇のソファに酔い潰れた。そのため法案説明に塚田政務次官が代わって立ったが、この泥酔を目撃した野党側は一斉に議場から退席。さらに泉山蔵相が食堂で民主党の「山下 春江」議員に抱きついたり、廊下で日本社会党の「松尾 トシ」議員の手を握ったことが分かり、野党は懲罰動議を出す。慌てた政府と民主自由党は蔵相を叩き起こし、深夜の永田町をドライブして酔いを醒まそうとし、さらに国会の医務室で酔い覚ましの注射を打ってベッドに寝かせつけた。その間、野党婦人議員は院内粛清を決議、民主自由党役員会でも除名論が出る。
明けて12月14日午前1時半、緊急懲罰委員会を開けとの野党側の要求に対し民主自由党の懲罰委員長は雲隠れし、午前4時、政府は院内で緊急閣議を開き蔵相の辞任を決定。泉山は「吉田 茂」首相を訪ね進退伺を出す。
懲罰委員会で山下氏は「口にすることも出来ないような行動に出た。逃げようともがいて左顎に噛み付かれた」、また、松尾氏は「30秒ぐらい握って離さないので、振り放して逃げた」と証言。泉山蔵相は午後には衆議院議員辞任届を提出。この事件を受けて「戸叶 里子」議員らが議場内粛正に関する決議を衆議院本決議を提出し、12月22日に全会一致で可決された。