る皆さんこんにちは!
今回は私が現在唯一購読している漫画
OUT-アウト-
最新刊26巻
のあらすじと感想をお話ししていきます。
OUTは、原作:井口達也 漫画:水田まことの作品で、月刊ヤングチャンピオンに連載中です。
「ドロップ」「チキン」で描かれた"狛江の狂犬"井口達也。少年院を出て17歳になった彼が地元を離れ壮絶な体験を紡いでいく物語です。
2023年に映画化され、現在はNetflixで独占配信中です。
こちらは漫画版とはまた違った楽しみ方をしていただけたらと思います☆
さて、それでは本題に入っていきましょう!
ネタバレを含みますので、ダメな方はお引き返しお願いいたします。
斬人総長の丹沢敦司と狂乱鬼総長の鶴巻良樹の総長対決中にタイマンにキレた狂乱鬼楽崎海が拳銃片手に乱入し場面は硬直中。
そんな中、達也が現在お世話になっている叔父と叔母が営む焼肉屋"三塁"が、ガス爆発の事故に見舞われたのですが、その首謀者は楽崎と確信している井口達也はひっそりと楽崎の首を狙い接近するも、楽崎には既に感づかれていて足元に威嚇射撃をうけます。
楽崎はそもそも抗争に一切関わらないと約束したはずの達也が何故ここにいるのかと問います。
達也は先に約束を破り攻撃してきたのはお前だと反論するも、楽崎は全く知らない様子でした。
鶴巻と丹沢含め、この場のメンバーは誰一人としてその事件のことを知らず、達也はスマホで確認するよう言いました。
スマホを確認すると事件は確かに起こっていましたが、楽崎は一般人を巻き込んで警察に目を付けられるようなことはしないと弁解します。
鶴巻と丹沢も現状が把握できず困った様子を見せます。
この頃、ヤードの外では、達也の保護司である石戸の指示で少年係の萩原とその部下の木村が、違法捜査ではあるが、現場を押さえるため突入の機会を伺っていました。
場面はガス爆発当日の夜に遡ります。
達也は、叔父と叔母の入院する病院からの帰り道、狂乱鬼の春川と大島を含む12名から襲撃を受けていました。
達也は狂乱鬼の部下2名を返り討ちにしたところで、春川がタイマンを名乗り出ます。
全員でボコろうと説得する大島をねじ伏せて強引なタイマンになりましたが、そこは達也が冷静に対応して、春川を一撃で葬りました。
ですが、大島からの催涙スプレーでの不意打ちをくらいあわやといったところで、斬人の阿部、武藤、沢村らの援護が入りその場を制圧したのでした。
阿部からは、ガス会社を装って三塁を訪れたのが大島であったことに気付き、武藤と沢村を護衛につけていたということを聞きました。
阿部は、達也の気持ちは汲んでいるものの、抗争には関わらないでほしいと説得します。
そして、関わった場合、丹沢は達也を殺してでも止めようとするだろうと続けます。
その理由は
①現在達也の保護司をしている石戸、彼の孫娘は狂命戦争時ギャラリーに突っ込んだバイクにより命を落としていること。更には達也の担当の少年係の刑事である萩原は刑事時代の石戸の部下であり、斬人の担当でもある。
このことはおそらく必然であり、達也が捕まった場合、保身のために斬人のことを話したり、脅迫の材料にも使えると言うこと。
②この抗争は今後の人生を左右する、言わば生存競争で、斬人を引退した後に用意されている斬伐会と言うヤクザ組織についてが語られ、斬人のケツモチである氷獄会による選別の評価に繋がることで、ヘマすることは許されないので信用できない部外者には関わってほしくないこと。
③丹沢は、狂命戦争で命を落とした斬人5代目総長の皆川状介を殺したのは鶴巻であり、更には警察と繋がっている表の人間で裏切りものであることを皆川本人より聞いているため確信している。
この事より、表の人間を絶対に信用しないということ。
この3点が、語られました。
③がかなり重要で、丹沢は達也を表の人間と思っているので信用できないということです。
そんな中、武藤や沢村ら斬人メンバーは既に今回の襲撃者である春川らに拷問を加え必要な情報を聞き出そうとしていました。
しかし、頑なに口を割ろうとはしないため安倍の元に助けを求めに来ます。
達也は、斬人の言い分は自分には関係なく、春川ら狂乱鬼に店を爆破され、叔父と叔母は今も意識不明な状態であることが事実で、ここから先は自分も自分の理由で参加すると言いました。
加えて現状これ以上情報を聞き出せる術をもつ者もこの場にいないと言い、達也自ら尋問を行います。
ここで、「人間、最後の一線は簡単に超えられないと人は言う。だが、俺の経験上そんなことはなく人は誰でも簡単に一線を超えることができる。」
とナレーションが入ります。
達也は春川にはこれ以上期待できないが、大島には可能性があるとし、大島をターゲットにしました。
しかし大島もずっとツルんできた仲間は売れないと言います。
すると達也は仲間の一人をランダムで立たせて、大島が答えを言うまで一人ずつ耳を切り落としていくと脅します。
春川は外野からハッタリだと言いますが、達也は俺には躊躇する理由がないと返し、最後のチャンスを大島に与えます。
斬人メンバーもが本当にするハズがないと思ってはいるものの、場の空気は緊張感で張り詰めていました。
大島は答える気はなさそうです。
そうか、残念だ。と達也はナイフを下ろします。
場の全員が安堵した瞬間、、
立たせていた男の腹部にナイフが突き刺さります。
そして躊躇なく滅多刺しにしてしまうのでした。
一瞬で血の海が広がり、沢村も「死んだ」と声を震わせます。
そして、「人は誰でも一線を越えることができる。守るものが一切なければ。」
こうナレーションが入り、この巻を締めくくりました。
今回もかなり濃い内容で、徐々に真相が明らかになってきましたね。
ガス爆発の首謀者は本当に楽崎でしょうか?
その理由も気になるところです。
まだまだ謎が多く、至る所に伏線が張られていて、これから明らかになっていくのが非常に楽しみです!
今回の抗争では既に、斬人ではマヌク、狂乱鬼ではニカク・フーリン・三浦と死者も多数出ていて、戦闘不能も、斬人では目黒・田口(?)・長嶋・安倍、狂乱鬼ではイッカクと言った隊長クラスの主要人物は、軒並みリタイアしている状況です。
達也自身も殺人に手を染めてしまってはもう後戻りはできないでしょう。
こんな中、更には5代目斬人副総長の天野や、7代目斬人の謎のメンバー黒金、関東暴狂連合と下原賢三、氷極会と斬伐会といったヤクザ、そして警察と保護司の石戸など・・・
さまざまな人物や団体が複雑に関係しています。
死者が出ているとなると、この漫画の世界では報復合戦になることも目に見えていますので、もう泥々の状態です。
ハッピーエンドはありえないような状況ですが、今後どのようにして終息へ向かうのか目が離せません!
今回は、OUT-アウト- 26巻 のあらすじと感想でした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました♪
それでは、ご機嫌よーうʅ(◞‿◟)ʃ