山のあなた
-カール・ブッセ (上田敏 訳)
山のあなたの空遠く
「幸(さいわい)」住むと人のいふ。
噫(ああ)、われひとと尋めゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸(さいわい)」住むと人のいふ。
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色々な解釈があると思いますが、要は「今、(自分は)幸せだ」と思えるかどうかだと思います。
現状に満足していないと、「環境が変われば・・・」、「いつかきっと・・・」などと「山のあなた」を考えがちですけど、そういう考えのもとでは「幸」は見つけられないと思います。(山のあなたに幸せがあるかどうかは別問題として)
そもそも、「ない・持っていない」ことを基準に考えてる人は、どこまでいっても満足することはないと思うんですよね。
例えば、
車がないから車が欲しいと考える人は、車が手に入ると「幸せ」になれるんでしょうか?
答えは、YES & NOです。
手に入ったときは、嬉しいし、満足するでしょうが、車が「ある」という幸福感は一時的であり次第にそれを「当たり前」を思うようになり、また「○○がない」の○○を探すことになります。
家がないから家が欲しい!家を買ったから次は別荘が欲しい!
家事手伝いがいないから家事手伝いが欲しい!
ブランドのバッグが欲しい!時計が欲しい!アクセサリーが欲しい!
最新のPC・ケータイが欲しい!
あれもこれもぜーんぶ欲しい!!
どんなに欲しいものが手に入っても、「ある・持っている」幸せよりも「ない・持っていない」不満足の度合の方が大きいため、「幸せ」と思えないんじゃないでしょうか。
もっと「ある・持っている」ことに目を向け、それを当たり前だと思わず、幸せだと思うことが大事なんじゃないかなーと。
健康な体
蛇口をひねれば水が出ること
毎日おいしいものを食べられること
自分のことを大切に思ってくれている家族の存在 etc…
どれも当たり前と思ってしまいそうですが、それらを当たり前と思わずにいることで「幸せ」だと感じられることが増えると思うんですよね。
『青い鳥』という話は、確か、兄弟が幸せを求めて旅に出たけど、最終的に行き着いた先は「自分たちの家」だったはず。
どこか別の場所に幸せがある!と思って探すことよりも、今の自分の生活をいかに楽しもうとするかの方が大事な気がします。

