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還暦建築士の日記:リフォーム百科事典

YouTube『リフォーム百科事典』を主宰する田口が、住まいと人生の最適解を求めるために、自分で意思決定して自分の人生を歩むため家つくりについてのヒントをお届けします
 

屋根のテッペンのところを棟といい、瓦でもコロニアルでも同じ言い方をします。

瓦の棟で問題になるのは漆喰が落ちているときですが、今回は主にコロニアルの棟についてお話します。

同じ内容を動画でご説明しています。https://youtu.be/yQDCD20ECcE

 

屋根がコロニアルとか鉄板系家の場合には、棟を板金で仕上げています。

 

 

絵のような構造になっています。
棟は屋根のテッペンのところに被せてあるのですが、棟板金を固定するために下地の材木があります。
材木を留めるための釘と材木と棟板金を固定する釘が使われていて、よく釘が抜けていると指摘されるのは、

材木と棟板金を固定する釘の事です。


 

この棟を固定する釘が抜けている→胸が飛ばされる・雨漏りがするという営業トークが出てきます

結論から言うと、大騒ぎすることはありません。

実際に、既存の住宅の8割以上は釘が抜けかかっているんです。

釘が抜けても雨漏りに至ることはありませんのでご心配なく。

 

釘を打ち込んでも、抵抗なく入ってしまうから下地の材木が腐っていると言う人もいますが、

これも、ほとんどの場合は釘を打ち込む場所を変えれば解決です。

 

つまり、胸の釘が浮いていたら、

①飛び出ている釘を金槌で打ち込む 

②今の釘から15センチ程度離れたところに新しい釘かビスを打つ

この作業で完了です。

 

作業としては短時間で終わりますが、屋根の上ですので専門家に依頼してください。

費用は屋根の勾配にもよりますが、2万程度でしょう。
あまりに急こう配の屋根ですと、二人でないと危険だったり、足場が必要になったりします。
また、まれに下地の材木が腐っている時がありますので、そこはしっかりと点検してもらってください。


棟の釘が抜けている⇒屋根の交換が必要 とは絶対に繋がりません。

そんな営業をされる人がいたら要注意です。

 

 

昨日は、代々木オリンピックセンターで開催された全国志プレゼンテーション大会に参加してきました。

 

これは、志から仕事を実践して良い世の中を作ろうという趣旨で

全国の予選で選ばれた8名がプレゼンテーションを行いました。

 

実は、一昨年の大会では、田口も読売ホールでの大会に登壇しています。

https://youtu.be/BA69rDStWbo

 

さて、今年の大会で一番印象に残ったのは

無農薬 無肥料で梅を育て、その梅を天然塩を使って熟成させた梅干を作っている、

てらがき農園の寺垣みち子さんのプレゼンでした。


少し前に無農薬のリンゴ栽培に挑んだ「奇跡のりんご」という本が出版され映画にもなりましたが、

同じような苦労を寺垣さん一家もされてきたようです。

梅が育たないと収益が上がりません。

極貧も経験して、何度も止めよう、農薬を使おうと思ったしうですが、

皮ごと食べるのが梅干しであり、梅本来の生命力で育ち実った梅は味が全然違うそうです。

てらがき農園さんのホームページを見てください。
http://www.mukasiume.com/index.php
 

そして、てらがき農園の想いを見てください。
そこに、こんな文章がありました

『農薬を一度も使わない栽培を始めてから、我が家の梅の子達は、まるでわが子のように私達の気持ちに敏感に反応をします。携わる者が、機嫌の悪い時に、畑に近づくと、梅の調子が悪くなってしまいます。ひどい時には、枯れる事もあるくらいです。だから、いつもできる限り、やさしくあたたかく感謝の気持ちをもちながら、「ありがとう、いい実をつけてね」話しかけ梅とかかわっています。そんな気持ちは、消毒を使わない栽培と決めた私達への、梅からのプレゼントかもしれません。おおきに。』

 

無農薬栽培のノウハウを蓄積して収益性も確立出来たら、近隣の農家さん、全国の農家さんへと仲間を広げていくそうです。自分たちのノウハウを独占するのではなく、広く仲間を集め多くの人の健康に寄与する。

寺垣さんの志です。

 

屋根瓦を固定するラバーロック工法があります。

瓦をコーキングなどの固定してズレないようにする工法です。

 


ラバーロックが詐欺的ものなのかどうかは、いろいろな意見があります。

そこで、何かの参考になればと思い、だいぶ前の事ですが私の経験をお話します。

 

ある時、訪問販売で営業している知り合いのリフォーム会社から電話がありました。

「屋根の工事をお願いしたい。」

「職人2人で屋根に登って、1日10万払う。」

「仕事の内容は、瓦をコーキングで留めるだけ。」

「条件は、施工は1~2時間くらいで終わると思うけど、夕方まで屋根から降りてはいけない」

「丸々1日、工事をしているフリをすれば、日当5万」

 

この工事にあたって、お客様とは50万で契約していたそうです。

 

以上は、まぎれもない事実です。

これがラバーロック工法かどうかはわかりませんが、似た工事ではありますね。

 

もうひとつお話すると

20年以上付き合っている瓦職人は、

「俺たちは、あんなことは絶対にしない。」と言っています。

 

瓦は焼き物ですから、1枚1枚が微妙に形が違っていて、もともと隙間があって風向きによっては雨が入るものです。

隙間に雨が入っても、屋内や下地材にまで水が染みないような構造になっているのですから、

コーキングで水の侵入を止めるのは無意味ですし、場合によっては入った水の逃げ道を塞いでしまい逆効果になります。

 

とは言うものの、突風や竜巻などが起きる環境では瓦が飛ぶこともあります。

どうしても、やりたい時には本物の瓦職人か大工に依頼することをお勧めします。

 

屋根の大きさと勾配(屋根の傾斜)にもよりますが、費用はせいぜい5万~10万程度ではないでしょうか。

 

YouTubeも合わせてご視聴くださいhttps://youtu.be/up0XvjT2PsI


ご相談、お問い合わせはこちらまで
tjs@homedr.

https://www.taguchijyuseikatsu.com/

 

 長くお付き合いしているお客様より電話がありました。

「実家の屋根が修理が必要な状況らしいから見てくれ」という内容でした。

 

本日、おうかがいして家人にお話を伺うと、

若い職人さんが訪ねてきて、
「屋根を修理する必要がありますよ。」

「あそこの家に行って教えてあげてこいって、親方に言われた来たんです。」

と言われたそうです。

 

修理が必要だと言うのは、瓦の漆喰と呼ばれるところです。

写真の白い部分です。


点検したところ、
築40年の古いお宅で多少の傷みはありますが、すぐに修理する必要はありませんでした。

 

このブログでも繰り返してお話していますが、

点検商法にはくれぐれもご注意ください。

 

このような営業をしている会社の営業がこんなことを言っていました。

「漆喰だけ直したんじゃ儲からないから、屋根の葺き替えをさせるように営業するんだよ」って。

 

葺き替えが必要かどうかは関係なく、とにかく勧めて高額工事を受注する。

これが、最終の目的です。

 

YouTubeも合わせてご視聴ください

https://youtu.be/up0XvjT2PsI

 

 

 

「リフォームを考えてるお客様がいらっしゃいますが、御社で対応は可能でしょうか?」

こんな電話が頻繁に掛かってきます。

社内に大工がいますし、ベテランの協力業者も揃っていますから工事は可能です。

お客様とのご縁は欲しいので話を聞くと、たいていは紹介するにあたっての紹介料や、

成約後のリベートが必要な仕組みになっています。

 

ビジネスとして、集客~営業~施工の流れがあるとして、

以前の建築業これらを一貫して自社で行っていました。

 

施工は下請けに丸投げする営業に特化した会社が増えてきたと思ったら

最近はネットを使った集客のみの会社が増え、

集客・営業・施工がまったく別々になってしまう傾向があります。

 

残念なことに、集客の会社は仕組みを作るのは得意ですが建築現場の知識はありません。

営業会社も、営業スキルは高いものの、建築に関するスキルはあまり必要ありません。

 

もっと残念なことに、一番楽して収益を上げるのが集客会社で、

一番苦労しているのに単価を切られているのが施工会社です。

 

皆さんが、本当に必要な会社はどの会社ですか?

ネット検索で上位に来る会社はどんな会社だと思われますか?

 

ご相談、お問い合わせはこちらまで
tjs@homedr.

https://www.taguchijyuseikatsu.com/