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還暦建築士の日記:リフォーム百科事典

YouTube『リフォーム百科事典』を主宰する田口が、住まいと人生の最適解を求めるために、自分で意思決定して自分の人生を歩むため家つくりについてのヒントをお届けします
 

もう10年以上前のことですから、お話ししても構わないでしょうね。

 

ある会社さん、◯◯産業さんの下請け工事を請け負っていました。

ここの会社はホームセンターからのリフォームを請け負っていたり、

リフォームコーナーの運営そのものをしていたりする会社でした。

 

◯◯産業からの見積もり依頼がFAXには、

△△ホームセンターの□□店扱い、

ご希望の工事内容とお客様住所と連絡先が書いてあります

 

FAXを受け取ると、お客様に△△ホームセンター□□店で工事担当をしています、と電話します。

訪問日時を決めて、訪問時には△△ホームセンターですとご挨拶。

ヒアリングと現地調査して、作成した見積もりを◯◯産業にFAXします。

 

受注となった場合には、○◯産業からFAXか電話で連絡があり、

その後はお客様と具体的な工事の打ち合わせから施工となります。

工事代金は、〇〇産業より振込まれます。

 

ざっと、このような流れで仕事をしていましたが、

下請け工事の価格の低さや使い捨て感に嫌気がさして、ユーザーさんから直接の仕事のみに転換しました。

立派な看板はあっても、現場には無関心なんですよね。

 

〇〇ホームセンターだけでなく◯◯電気さんとか、いわゆる量販店さんは同じような仕組みですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

お客様から、

「声をかけているもう一社はユニットバスが7割引だってよ」

 

あーそうですか、としか答えようがありません。

 

ほとんどの業者は7割引で売れるキッチンやユニットバスはあるんです。

それを、目玉にして営業するかどうかだけです。

 

7割引できるのは、そもそもの定価設定が不適切だと思っています。

大幅値引販売するための高額定価設定で、最初から商品価値に不似合いなほど定価が高いのですね。

それが値引きが入っても、そもそもが安い商品なのでお買い得でもなんでもないのです。

 

さて、もっと問題は、定価が高い=高級品だと勘違いする方がいますが、これ違いますね

メーカーは付加価値の高い商品は値引き率が悪いのが普通です

 

そして、値引き率が高い商品がお客様にとってベストな選択でしたら問題はないのですが

単に値引率だけで商品を決めてしまうと大きな後悔の生むことになります

 

最後にもうひとつ。値引き率が高い業者が優良なのかというと、全然 そんなことはありません。

さらに、商品販売で利益が出ないなら、必ずそのほかで利益確保する見積もりになっています。

 

ということで、値引き率に捉われないで、よいリフォームを実現してください

 

 

 

 

 

週刊現代 令和2年2月15日号

『風呂場とトイレで倒れて死なないために』の特集記事を読みたくて購入しました。

綾瀬はるかさん目当てではありませんよ


さて、記事から気になる箇所を抜粋すると

 入浴中の死者は年々増加している。

 交通事故の6倍もの人が浴室で亡くなっている。

 原因はヒートショック、急激な温度変化で血圧が上昇して脳卒中や心筋構想を引き起こす。

 最終的な死因は溺死が多い。

 

ここまでは、一般的によく知られていることですが、脳に回る血液が足りずに意識を失うケースも多いようです。

 水圧で心肺が圧迫し血液を送り出す力が弱る→温まった皮膚に血液が集まり脳に血液が届かない→意識障害→水没→溺死

 

そして、転倒。 熱中症
 転んで身動きが取れないとか、頭を打って意識を失い、最後は凍死という例もある。

 寒いから体を芯から温めようとして長湯して、その結果熱中症になり意識を失うケースもある。

 

以上が、週刊現代の記事の抜粋ですが、

消費者庁からは、このような 『冬季に多発する入浴中の事故に御注意ください!』という警告が出ているように

自宅のお風呂・入浴は危険がいっぱいあります。

リフォーム業者が出来ることは浴室を暖かくしたりバリアフリーにすることですが、それ以上に住む人が注意して暮らすことが大切です。

さらに大事なのは、ご家族が入浴中には注意をして異変をすぐに感じるような心がけではないでしょうか。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_009/pdf/caution_009_181121_0001.pdf

 

屋根・外壁の改修工事での現場のことです。

工事と言っても塗装工事が主ですが、当社の場合は建築士やベテランの大工が建物点検に入ります。

 

せっかく足場をかけるのですから、建築の構造や施工に詳しい人間が点検調査して必要なら補修するのが当たり前ですよね。

 

 

大工からのラインに写真がありました。そして、どうする? と。


 

写真の中央部、『棟』 むねと呼ぶ部分の板金を取り付ける釘が抜けていたので打ち込んだところ、スーッと入ってしまう

これは下地の材木が傷んでいるのでは? ということで、棟板金を取り外したところ

 

下地の貫(ぬき)という材木が腐っていました

原因は、使用している釘と棟板金のジョイント部分の処理だと思われます

良心的な職人の場合、ゴムパッキン付きのビスを使いますが、高価なため普通の釘を使うケースも多々あります

それに一昔前、20年以上前の家では、ゴムパッキン付きのビスはあまり普及していませんでした

ただ 屋根の勾配(傾き)に平行して釘を打てば、水が下に下がりますから棟内部に雨水が侵入したとしても材木を腐らせるほどにならないケースが多いくらいです

 

あるいは、釘が刺さっていたところの材木が傷んでいたとしても、場所を変えれば材木は健全だという場合もあります

 

今回は、材木がかなり腐朽していたので交換となりました

材木を新しくして、ジョイント部分
にはコーキングをいれ、固定はゴムパッキン付きのビスですあとは、赤くさびていますが、さび落とし~錆止め~塗装すればまだまだ家を守ってくれるので、棟板金はそのまま使用しました。

 

 当社の大工が、室内の改修工事をしているお宅のお子さんからプレゼントをもらいました。

 

お菓子かなと思って開けてみると、

 

 

最初は、『お菓子だと思って開けたのによ~~』 と不機嫌そうに、私に手渡してくれたのですが、

中には手紙が入っていました。

 

 

大工が、『読んで、泣いちゃったよ』と一言。
今でも大工の机の上には、この箱が置いてあります。

 

ありがたいですね。