中古住宅を買う時には | 還暦建築士の日記:リフォーム百科事典

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YouTube『リフォーム百科事典』を主宰する田口が、住まいと人生の最適解を求めるために、自分で意思決定して自分の人生を歩むため家つくりについてのヒントをお届けします
 

中古住宅を買いたいんだけど、調査してくれませんかって言うお客様がいました。

 

電話で話を伺うと、お客様の年齢が35歳、建物が築40年

広い土地に大きな間取り、これを新築で買うにはとてもとてもお金が足りない。でも、中古だったら何とかなる

 

そして賃貸と違ってマイホームを持てば一生住むことができる。

だからこの家を購入したいと思っている。

 

そのような話をしてくれました。

お客様が35歳あと何年住むのでしょう85歳まで生きるとしたら、あと50年です。

その時、家は築90年になります。

 

もちろんあと50年家を長持ちさせる事は可能です。

しかし、どうでしょうね

築90年の家です。メンテナンス結構費用がかかると思いませんか

 

もしかしたら途中で建て替えるかもしれない。

 

そんなことまで考えて中古住宅を購入してほしいなと思っています。

 

事前に調査すれば、あと50年持つ家かどうかはわかります。

逆に言うと、50年もたない家もありますね。

 

一生の買い物なんです。

契約前に調査をしてください。ただしインスペクションではダメです。

インスペクションはあてにしてはいけませんよ。

あれは本当に簡単な簡単な見えるところだけの調査です。あまり意味がないです。