耐震診断でわかること | 還暦建築士の日記:リフォーム百科事典

還暦建築士の日記:リフォーム百科事典

YouTube『リフォーム百科事典』を主宰する田口が、住まいと人生の最適解を求めるために、自分で意思決定して自分の人生を歩むため家つくりについてのヒントをお届けします
 

今日は耐震のための調査を行いました

 

耐震診断もパソコンソフトがあるので、図面上からわかる情報を入力すれば現場の知識がなくても診断書は作成できてしまいます

 

耐震診断書のセカンドオピニオンの仕事も多くありますが、

多くは、ちゃんとした現地調査を行なっているとは思えないような報告書です

それでも体裁は整っているので、一般の方には診断の精度がどの程度なのかはわからないでしょうね

 

さて、今日のテーマは「耐震診断で何がわかるか」です

結論から言うと、今日の私は耐震調査で訪問ですが、床下にある木材の含水率も調べ、シロアリや腐朽の可能性をお客様にお伝えしました。

 

 

耐震診断では屋根裏や床下の調査が必須です

どうせ床下に入るなら、シロアリの有無や湿気の状態まで調べるのが良心的だと思いません?

私は、構造的な耐震性だけでなく建物の健康状態まで調べるのを旨としています

 

ですから、本日の調査で気になったのは床下の湿気

褐色腐朽菌が活動していて、床下の木材を傷めていました

大きな被害にはなっていませんが、床下の湿度を改善する必要があるとお伝えしました

シロアリはいませんでした

 

耐震診断とは、家の健康診断のようなものです

構造的な耐震性だけでなく、家の健康状態まで調べてくれる専門家に依頼すべきです