舞台「ぴんすぽ!」(part 2) | at null

at null

備忘録。

2018年4月4日~8日まで上演された舞台「ぴんすぽ!」の感想ブログです。

⚠️全公演が終了していますが、続編(あるのか?)を見ようとしている方にとってネタバレになる可能性が非常に高いです⚠️

自分のお目当てはもちろん片瀬美月(みぃつん)さん。今回はアイドルグループ「ピンスポ」のリーダーである「大佐間 樹(おおさま いつき)」を演じました。

この記事ではお芝居自体の感想を書きます。














樹は芸能事務所Light sourceに長く所属している子。なんかエンターマックスプロモーションに長く所属している片瀬美月本人と重なるところがあります。

劇中ではアイドルグループを作ろうとするマネージャーの働きかけにより、社長から事務所歴の長さからそのリーダーに任命されます。
なんだかんだやる気になっている樹。なんでなのかよくわからなかった()

ただ、一緒にアイドルをやるため(?)に鬱海 都華咲(うつうみ つかさ)を事務所に連れてきているという。

この都華咲を演じるのがぺっぺこと豊島美優さん。今作ではペアで演技をするパートがあったり、曲中ではシンメ扱いになったりと一緒にいることが多かったのでしょう。すごく仲良くなったみたいです。

で、リーダーに任命された後、樹は再度、都華咲を説得しに行きます。



この説得するシーンが私のお気に入りです。

まず樹の登場するときに「なんかやってる」のがツボ。ちなみに樹はその前の事務所の場面でもなんかふざけてて、そっちに目がいってしまって本編が見れませんwだってみぃつんかわいいんだもんw

で、次にいいなって思ったのは都華咲がグラビアアイドルをやろうと思った経緯。
幼少期に裸婦画を見て感動して絵を描いたけどだめで、自分が絵になろうと思った。
というもの。普通にかっこいいなって思いました。

最後に上の理由を樹は実は録音していて、それを言ってスマホから録音した音声を再生してみせるシーン。樹のゲス顔たまんねーです。

ということで、二人の見せ場ということもあり印象に残りましたし、面白かったのでお気に入りのシーンです。



樹はなんか変な人感がめちゃくちゃあるんですが、一個だけリーダーっぽいところを見せる場面があります。
ピンスポとWitHが喧嘩をするシーン。2つの間に入って「これ以上大人を困らせるのやめませんか?」と言います。リーダーとしての役割みたいなのが垣間見えると同時に、片瀬美月本人と重なる部分も。やっぱりみぃつん、頭がいいのでこういうこと言いそうだな感がめっちゃあります。

ちなみにアイドルグループの名前は「ピンスポ」なんですが、終盤で…というか後日談で「ぴんすぽ」に改名されます。表記を変えるアイドルグループってよくありますよねw



ピンスポ以外のグループにも触れておきます。

自主連を怠らないWitH。でも不動のセンターを他の子が引き立てるという構図を引き立て役がすすんでやっているということをセンターの今鶴羽柚に話しています(本当は少しめんどくさいと思ってるw)。
そんな中、あるとき今鶴羽柚が自分の呼び方を変えてよって言い出す。そこからグループとしても強くなるんだなぁ!と思いました。

一方LPGはみんな仲良いけど、赤川塁が特別っていう構図はあんまり変わらないし、塁が自分のことをそんなにわかってない(?)ところをみんなで指摘する場面もあったり。塁と他の4人みたいな雰囲気。



ちなみにこの舞台は7曲のオリジナル曲があります。舞台音楽を普段つくられている方が作曲されているので、音は「舞台っぽい」んですが、沸けそうな曲が多いですw中でも表題曲の「ぴんすぽっと」は最初のケチャに始まり、mixを入れて…っていうのがちゃんとできますw
サイリウムは持ち込めますが、コールはできないので沸きたい欲がつのったオタクもたくさんいたとかいないとか…w



演者さんはW主演の大和田南那、飯野雅をはじめとして「元アイドル」がめちゃくちゃ多い。現役アイドルもいることにはいるんですが、片瀬美月を含めてどこかのユニットでアイドルをやっていて、今は一人で活動している人がたくさんいました。



アイドルを題材にした舞台ですので、アイドルオタク的に笑った部分がいくつかあります。
・妹である未来(さき)が所属するアイドルグループが次々と解散し、「死神アイドル」と呼ばれたところ。推すやつみんな卒業しちゃう「死神オタク」の派生かと。自分が死神になってないといいなぁ
・姉の明日(あかり)が妹の未来の物販に行くのを引き留めるオタ仲間「あなたが買い占めるから妹さんにオタクがつかないんですよー」
めっちゃ笑いました。
・「事務所主催のライブ」最近そういうやつをよく見てます笑
・「台場のゼップで見た」という台詞を明日が塁に言います。おそらく劇中で唯一出てくる場所の名前。なんとなくどのへんのアイドルの話なのかわかりますw
・「LPG」ってグループ名と震災でどうのこうのってなんかどこかで聞いたことあるなと。で、調べたらアンジュルムの佐々木莉佳子の所属してた「SCK girls」ってのがあって、元ネタの一つなんでしょうか。



次にライブ&トークショーの感想です。今回は2回だけスピンオフ的な公演がありました。
所要時間40分。いや、短いw
というか、それにお芝居と同額とるのは…ちょっと…
それならお芝居の後にやる形でその回だけチケ代高めとかにしてほしかったところもあり。



最初はMステのあの音楽がかかり、オープニングダンスから始まりました。
司会はサングラスの…司海良(し かいら)w

セットリスト
WitH
1. カケラグルイ
2. 紫惚恋(むらさきぼれん)
MC 

LPG
1. 偽りの偶像
2. 想いを詩にのせて
MC

ぴんすぽ
1. 禁断カジツ
2. 境界線連鎖

全員トーク

ぴんすぽ
3. ぴんすぽっと
※ダンスは全員参加

ライブはみんな楽しそうにやっていた。WitHは今鶴羽さんをみんなでハグしにいくw
けっこう自由にやっててよかったみたいです。
全員トークは特に普段の演者の関係性が見れておもしろかったです。

ただ、お芝居の公演と独立しているのもあって、お芝居の突っ込んだ話をしてしまうとネタバレになりかねないところもあったりと難しそうでした。

しかしまあ、みんなアイドルにちゃんと見えるw
お芝居をメインでやられていてアイドルが初めての方も何人かいたようですが、普通に混ざっていました。ちゃんと観客にレス送れるアイドルさんもいましたね。


お芝居とライブ&トークショーどちらも1回ずつ見ましたが、お話も曲も普通におもしろかったです。
みぃつんも非常に上手く演じていて、とってもよかったです。本人は演技に苦手意識があるようですが、こちらから見る限り全くそんなことはありませんでした。
樹は感情豊かに演じる必要があるのと、いろいろな動きをするので、変にならないようにのびのびと動く必要があるんだと素人ながら思いましたが、それがしっかりできていました。
で、これは詳しくは次のブログで書きますが、歌もダンスもちゃんとできるアイドルとしての戦闘力の高さもしっかり見せつけてきていて、アイドルとしても女優としてもちゃんとできていたと思います!
そういう意味では「マルチに」活躍できていたのではないでしょうか?!

大満足の舞台でした。
次のブログでは片瀬美月のオタクとして思ったことを中心に書きます。