周と初めて出会った夜

暗闇の中に差し出された彼の手を握った瞬間

ちひろは自分と彼の身体がひとつに溶け合い、お互いの境界がわからなくなるような錯覚を覚えた

周の心地よい体温とムスクの甘い香りに包まれると、言葉では言い表せない高揚感で胸がいっぱいになる

大学に入って出来た恋人とのセックスは、相手も経験が少なかったこともあり

いつまで経っても、ある種の緊張感と照れくささが抜けず、気持ち良いと感じることはほとんどなかった

なのに今は

「あぁ…っん!」

泡だてたボディソープをたっぷりとつけ、ちひろの体をくまなく滑らせてゆく熱い手のひらに翻弄され、あられもない声を上げている

右手で胸を揉みしだきながら左手の指先を下腹部に這わせていた周は、濡れた亀裂の上にある小さな突起を探しあてた

「やっ、ダメ…そこは」

「指じゃ物足りないってこと?」

充血して敏感になっている場所を親指で押さえ、中指と人差し指を亀裂の中に侵入させると

「ちがっ…あぁ!」

一際高い嬌声が湯気で曇ったバスルームに響き渡る

「ゴムつけてないから、今は指で我慢して」

「!!」

からかうように耳元でささやくと、ちひろは細い太ももを痙攣させながら果てた 

「くっ…」

その姿に煽られて 

「ごめん、後ろ向いて」

周も限界まで張り詰めていた欲望を2、3度自身の指先でしごき、白濁した熱をちひろの双丘に吐き出した


つづく↓