今日のトミカは2007年3月に発売開始されたトミカギフトセットの「日通のペリカン便トラックセット」です。こちらのギフトセットは日本通運が2009年3月まで行なっていた宅配便事業の「ペリカン便」で使用されている車両をトミカで再現しており、税込1,680円で販売されました。封入されているトミカは全て支那製のものです。
1台目はこちらの日産ディーゼル クオンです。こちらのトミカは通常品「31-6 日産 ディーゼル クオン」をベースにしたトラックで、日本通運で使用されているウイングトラックを再現しているようです。キャビンのボディカラーは実車に準じてオレンジ色となっており、ヘッドライト部はシルバーで塗装されています。
トミカのアクションは荷台ルーフ開閉(ウイングパネル部開閉)が可能となっており、荷台部はシルバー色となっています。パネル部などにはNITTSUのロゴなどがシールで再現されており、観音扉部に入っている日通ロゴなどの表記はタンポ印刷で再現されています。
キャビン上部の整流板部には実車に準じた日通ロゴと丸通マークがタンポ印刷で入っています。これ自体はペリカン便のトラックというよりかは、日本通運の一般的なトラックを再現しているような気がします。
トミカ紹介台数 0193台目
2台目は三菱ふそう コンテナトラックです。こちらは通常品「74-5 三菱ふそう コンテナトラック」をベースにしたトラックで、日本通運で使用されている鉄道コンテナ輸送トラックを再現しているようで、こちらもオレンジ色のボディカラーとなっています。通常品のコンテナトラックもオレンジ色でしたが、セット封入品のこちらの方が濃いオレンジ色となっています。
アクションはコンテナの脱着が可能となっており、コンテナは紺色の物となっています。コンテナに入っている丸通のロゴや日本通運の表記はタンポ印刷となっていますが、ペリカンのマークや黄色のラインは透明色のシールに印刷する事で再現されています。
ヘッドライトは通常品と異なりシルバーで塗装されており、クオン同様に日通表記が整流板部にタンポ印刷で入っています。このトミカではコンテナ受け部のプラパーツが車体色に合わせてオレンジ色の整形色パーツとなっています。
トミカ紹介台数 0194台目
3台目はこちらのトヨタ ハイエース(ペリカン便)です。こちらのトミカは通常品「48-7 トヨタ ハイエース 多目的車」をベースにしたトミカで、ペリカン便の宅配に使用する配送車を再現しているようです。実際にトヨタ5代目(200系)ハイエースをベースにした配送車は存在したようですが、トミカのようなハイルーフ車ではなくロールーフ車だったようです。
トミカのアクションはサスペンションと後部ドアの開閉が可能となっており、日通のロゴや黄色のラインはタンポ印刷で再現されています。テールランプは赤色で塗装されており、前後共にペリカン便の表記を入れる関係からかトヨタのCIエンブレムは省略されています。
ペリカン便の日通仕様といえば、トミカ通常品でも「3-4 ハイエース 宅配便」としてトヨタ3代目(50系)ハイエースをベースにした配送車が販売されていました。当時のトミカではシールで再現されていたペリカンマーク等は全てタンポ印刷になっており、Bピラー部には日本通運の表記が実車同様にタンポ印刷で入っています。
トミカ紹介台数 0195台目
4台目はいすゞ ハイパックバン(クールペリカン便)です。こちらのトミカは通常品「27-5 いすゞ ハイパックバン」をベースにしており、クール便仕様の車両を再現しているようです。トミカでは1987年に開催された全国トラックフェアにて日本通運仕様のものが販売されていますが、今回の封入品と異なり普通の配送車仕様だったようです。
トミカのアクションは後部扉開閉となっておりますが、外箱には誤ってサスペンションの表記が入っていたようで、上からシールで隠されています。扉部にも青色のラインや冷蔵の表記がタンポ印刷で入っており、パネル部のペリカンのイラストもしっかり再現されています。
フロントグリルとヘッドライトは通常品同様にメッキパーツで再現されており、こちらのハイパックバンもハイエース同様にBピラー部に日本通運(株)の表記が入っています。実際にハイパックバンをベースにした日本通運の配送車が存在したかは不明ですが、日本通運ではクイックデリバリーの他にいすゞビギンやマツダタイタンウォークスルーバンをベースにした配送車が存在しました。
トミカ紹介台数 0196台目
こちらのトミカは動画でも詳しく紹介しています。