今日のトミカは1996年に発売されたトミカギフトセットの「RVセット」を紹介します、このセットは税込1,890円で販売されたもので、RV(レクリエーショナル・ビークル)のトミカ5台が封入されたギフトセットです。RVとは簡単に言えば屋外レジャー向け乗用車のことで、1990年代にSUVやミニバン等のことを指す言葉です。2010年代後半から若者を中心にSUVブームとなっていますが、このセットは1990年代のRVブームの際に登場したトミカとも言えますね。封入されているトミカは全て支那製のもので、トヨタハイラックスビッグフット以外のモデルは通常品と異なり、車体に追加のパーツが装着されています。
まず1台目はトヨタ RAV4です。このトミカは通常品「24-5 トヨタ RAV4」で販売された初代RAV4のトミカベースに、ルーフラックとカンガルーバー&フォグランプパーツを追加したトミカです。ボディカラーは実車に設定されていたワインレッドマイカ風となっています。ルーフラックはトミカ通常品で販売されていた「112-2 三菱 パジェロJr.」に取り付けられていたものを流用しているようです。カンガルーバーとフォグランプはシャーシとボディの間に噛ませる形で取り付けられています。
トミカのアクションはサスペンションと左右ドアーの開閉が可能です。車体後部に取り付けられたプラ製のスペアタイヤパーツに部にもメッキパーツのラダーが追加されています。リアフェンダー部には純正オプション品風のサイドステッカーがタンポ印刷で再現されています。テールランプはオレンジ色で塗装されています。カンルーバー&フォグランプパーツが追加されるだけでだいぶ印象が変わりますね。
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2台目は三菱 パジェロです。こちらのトミカは通常品「30-5 三菱 パジェロ メタルトップ」で販売された2代目パジェロのトミカをベースに、先程のRAV4同様にルーフラック等のパーツを追加したトミカとなっています。ボディカラーはおそらく架空だと思いますが、実車に設定されていたハノーバーグリーンメタリック/ラガーディアシルバー2トーンをモチーフに色を変更してクリーム色にしているものとなっています。前後バンパーはシャーシ一体型のパーツとなっており、2トーンカラーに合わせた成形色となっています。
こちらのトミカもサスペンションと左右ドア開閉、スーパースピードのアクションが可能です。RAV4と異なり、パジェロのスペアタイヤカバーはボディ一体型なので、ラダーパーツは付属しません。車体サイドにはサイドステッカーのようなものがタンポ印刷で入っています。この2代目パジェロもトミカは、後に販売されるトミカギフトセットの「RVセット2」でも同じ2代目パジェロのボディカラーを変更し、封入されていることから当時の人気の高さが伺えます。
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3台目はトヨタ ハイラックス サーフです。こちらのトミカは通常品「84-5 トヨタ ハイラックス サーフ」の2代目(130系)ハイラックスサーフをベースにしており、ルーフボックスが追加されています。シャーシ一体型のフロントバンパーは通常品ではシルバー塗装(初期のモデルは黒色成形色)でしたが、セット封入品のこちらはメッキ色となっています。
トミカのアクションはサスペンションと左右ドアーが開閉可能です。ボディカラーは架空だと思われますが、「SURF」というサイドステッカーがかっこいいです。このルーフボックスは通常品のトミカには使用されていない新規パーツだと思われます。ハイラックスサーフのリアの写真はiPadに取り損ねた上に削除しちゃいました。通常品同様にプラ製のスペアタイヤを装備します。
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4台目はトヨタ エスティマです。こちらのトミカは通常品の「99-4 トヨタ エスティマ」として販売された初代エスティマをベースにしており、先程のハイラックスサーフ同様にルーフボックスが追加されています。トミカの構造上仕方がないのですが、実際にルーフボックスを装備する車には装備されているであろう後部ラダーは非装備です。通常品同様にヘッドライトとグリル部は一体型のメッキパーツで再現されています。
アクションは後部ドアー開閉が可能です。通常品の外箱にはスーパースピードアクションの表記がありますが、実際に走らせてみてもあまり速く走っているようには感じません。こちらのトミカのボディカラーは実車のシャンパンベージュトーニングというカラーがモチーフになっているのではないかと思われます。テールランプは塗装で再現されておりますが、後部ドア部のテールランプ部は塗装されていません。
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そして5台目はトヨタ ハイラックス ビッグフットです。こちらのトミカは通常品で販売された「61-3 トヨタ ハイラックス 4WD」をビッグフット化した「61-4 トヨタ ハイラックス ビッグフット」のトヨタ3代目ハイラックスです。こちらのモデルはセットのコンセプトを考えると、ハイラックスをリフトアップして川の中で転がして遊んだりする車をイメージしているのでしょうか？
トミカのアクションは左右ドアが開閉可能で、車内パーツはメッキパーツとなっています。ボディカラーはブラックなので実車にも設定があると思いますが、このサイドステッカー等は実在するか不明です。どうしても他の4台とコンセプトが違いすぎる気もしますが、これはこれで…と個人的に思っている1台です。
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こちらのセットにはプラ製のパラソルテーブルセットが封入されています。残念ながらトミカに載せる事はできませんが、封入品のトミカの近くに置くことで、休日に家族とオートキャンプ場に遊びに来た風景になりますね。このテーブルセットはRVセット2でもオレンジ色の成形色のものが封入されており、そちらにもなかなか面白いトミカが封入されていますので、いずれ紹介したいと思います。
こちらのトミカギフトセットは動画でも紹介しています。