今日のトミカは2023年6月に発売された「140-4 三菱ふそう スーパーグレート ポールトレーラー」です。このトミカは三菱ふそう2代目スーパーグレートの3軸車をベースにしたトレーラーヘッドが新金型で作られており、トレーラータイプのロングトミカでは初となる2代目スーパーグレートです。ポールトレーラーは鉄骨やパイプのように長さのある積載物を輸送する為のトレーラーで、トミカでは初となる車両です。特に箱に記載などはありませんが、鉄道車両の輸送を行うのもポールトレーラーのお仕事です。
こちらのトミカはベトナム製で、積載物積み下ろしとステアリングドローバー伸縮、トレーラー取り外しのアクションがあります。トレーラーヘッドとトレーラーには積載物受けのターンテーブルを装備しており、これが360度回転します。トレーラーヘッドとトレーラー上部面は縞板がモールドで再現されています。
付属する積載物は手前から鉄骨、パイプ、ロボットアームの3種類で、この中でもロボットアームは最も短い積載物となっています。このロボットアームはレイバーに装備しているとレイバーキャリアの車体からはみ出してしまうので別の車両で運搬している…訳ではなさそうです。この腕はタカラトミーで展開されているトミカヒーローズジョブレイバーシリーズの腕と思われます。
実際のポールトレーラーはもっと首を振ることができると思われますが、トミカではステアリングドローバー接続部の関係でこれ以上曲げることができません。ちなみにトレーラー後部には特にテールランプのようなものは再現されていません。
冒頭でポールトレーラーのトミカは初と記載しましたが、正確には「122-3 三菱ふそう スーパーグレートH5系新幹線はやぶさ 輸送車」が日本通運のポールトレーラーのような車両です。新幹線輸送用の車両は少し特殊で、このトミカのようにトレーラーヘッド部にあるターンテーブルに積載物を置かず、ステアリングドローバーで繋いだトレーラー台車部に積載物を置き、そのさらに後ろにある台車に積載物を載せて輸送する構造となっていますので、純粋なポールトレーラーとしては初となります。
こちらのトミカは動画10分24秒から詳しく紹介しています。
トミカ紹介台数 0066台目