今日のトミカは2022年6月に発売された「街を守るぞ！消防車両セット」です。メーカー希望小売価格は税込2,200円となっています。消防車両4台を纏めたセットとなっており、封入されているトミカは全てベトナム製となっています。コースター以外の3台のアクションはサスペンションのみとなっています。
1台目はこちらの「トヨタ ハイラックス(消防本部資機材運送車)」です。こちらのトミカは「67-10 トヨタ ハイラックス」をベースにしたトミカです。実際に8代目ハイラックスをベースにした車両が座間市消防本部や石垣市消防本部、砂川地区広域消防組合、とかち広域消防局、弘前地区消防事務組合等に配備されています。本部によって広報車や水難救助車等の車両名称は異なります。
サイドには消防本部という表記がタンポ印刷で入っており、リアバンパーはシルバーで塗装されています。テールランプ部もタンポ印刷で再現されており、ハイラックスの車名表記やトヨタのエンブレムもタンポ印刷で再現されています。
座間消防や砂川地区消防の車両は前期型ですが、トミカでは後期型となっています。実際に配備されている車両は前期型の方が多いイメージがあります。フロント部に消防章を装備せず、グリル中央にトヨタのエンブレムがタンポ印刷で入っています。
こちらのトミカは今日のトミカ・Sでも紹介しています。
トミカ紹介台数 0012台目
2台目は「スズキ ジムニー(消防本部広報車)」です。こちらのトミカは「14-8 スズキ ジムニー」をベースにしたトミカです。実際に4代目(JB64型)ジムニーをベースにした広報車が志太消防本部や鎌倉市消防本部、湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部等に配備されているようですが、トミカのモデルは志太消防本部藤枝消防署北分署の広報車だと思われます。
ドア部分には消防本部の表記がタンポ印刷で再現されており、リアフェンダー上部には広報という文字が入っています。これはモデルになった車両の北広報という文字を再現しているものと思われます。テールランプは塗装で再現されています。
ハイラックスと異なり、こちらの車両はスズキのエンブレムの代わりに消防章がタンポ印刷で再現されています。赤色灯は薄型タイプのものとなっています。こちらもモデル車が名古屋電機製作所のLED式赤色灯を装備しているからだと思われます。実際には赤色灯が車体前寄りに装備されており、その後ろにルーフラックを装備しています。
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3台目は「トヨタ コースター(救急人員輸送車)」です。こちらのトミカは「49-9 トヨタ コースター ようちえんバス」をベースにしたトミカで、実際全国各地の消防本部で4代目コースターやOEM車の日野リエッセⅡをベースに消防隊員の輸送及び大規模傷病者発生事案で軽症患者を運ぶ人員輸送車として配備されています。
サイドには消防庁という表記がタンポ印刷で入っています。他の3台が消防本部表記ですが、こちらの車両が消防庁表記なのはモデルになったのが東京消防庁管内に配備されている人員輸送車(SQ)だからだ思われます。
赤色灯は前側にバータイプ、後ろ側にセパレートタイプのものを装備しています。これはモデルになった東京消防庁の車両の赤色灯を再現しているものだと思われます。
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4台目はなぜこれを封入したのだろうか？「スバル BRZ(消防本部指令車)」で、「28-12 スバル BRZ」をベースとしています。他3台はモデルになった車両が存在しますが、こちらはほぼ間違いなく架空車でしょう。4ドアセダンやハードトップをベースにした消防指令車は存在しますが、実用性皆無の2ドアクーペを採用する理由はないでしょうね。
タカラトミー公式サイトにも「スポーツカーなどの人気車種が消防車両になって4台セットで登場！」と意味のわからない記述があります。なぜモデル車両が存在しない2代目BRZの消防指令車が登場したのかですが、これはトミカ博入場記念トミカ等の非売品トミカや特注モデルに赤色灯を装備するトミカのモデルが製作されるからじゃないかと予想されていますが実際のところは不明です。リアフェンダー上部に消防本部の表記がタンポ印刷で再現されています。
トミカ紹介台数 0015台目
こちらのセットは動画で詳しく紹介しています。一部車両は実車画像も掲載しています。