白鵬の引退について② | 越後屋的徒然草

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白鵬が角界入りを目指して来日した際、身長は十分だったが体重が65㎏(今の私より細い(笑))しかなく、その為どこの部屋からも声がかからず、帰国させられる寸前だったとか。


はるばる日本まで来たのに、不安と悔しさ、情けなさ、送り出してくれたご両親や関係者達への申し訳無さやその他諸々、その心中はいかばかりだったろう。僅か15歳の少年が、である。


入門を果たしてからの稽古熱心さに関するエピソードは数多いが、本稿では割愛する。彼程の大横綱が努力をしなかった訳も無いし、相撲に限らず必ずしも努力が報われるって訳でもないのだから。


白鵬について、私が絶対に忘れないであろうシーンがある。それは極めて苦々しく、恥辱と怒りに満ちたものだ。


2013年11月場所で、白鵬は稀勢の里に敗れた。すると場内ではあろうことか、万歳が始まったのだ。私はテレビを生で観ていたが、「なんて事するんだ!」と怒り、床に拳を叩きつけた記憶がある。一相撲ファンとして、元相撲経験者としても許しがたい蛮行であり、あの場で万歳してた奴らに相撲ファンを名乗る資格など無い、とさえ思う。


若くして最高位に登り詰め、一人横綱として文字通り第一人者として、重責を一身に担い、大相撲を牽引してきた白鵬である。その白鵬が負けたのを見て万歳?白鵬を「横綱の品格に欠ける」と批判するのなら、万歳してた奴らに品格があるか?自分に無いのに人様を批判するのは、私の知る限りそれを「恥知らず」という。


長くなり疲れたしとりとめなくなったから、また次回。