フラワーモチーフジュエリーブランド

セレンディップジュエルの

天生目理香(Nabatame Rika)です。

 

このブログは、今落ち込んでいて、

出口が見えない人に読んでいただきたくて

書き始めたパーソナルStoryです。

 

 

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ヨガインストラクター②(40歳どん底Ns.がジュエリーで輝く2620日⑫)

 

 
 新宿駅から10分ほど歩いたビルの5階に、前橋の男性と出会うきっかけになったヨガスクールがあった。
 インストラクター資格が取得できるスクールをインターネットで検索し、探した。いくつかある中で、那須からでも通いやすいカリキュラムがあったのが新宿のスクールだった。
 
 インストラクターコースは30人くらいのクラス。20~50代の学生、OL、主婦、ダンサー、画家…いろんな背景の人がいた。
 
 たくさんの人との出会いは自分の視野が広がっていくようで楽しかった。
 
 白い床が印象的で、明るい雰囲気。鏡張りの広いフロアで、ヨガの理論やアーサナを学んだ。
 
 レッスン中、アーサナの誘導を2人ペアで何度も練習した。
 
 「次の吐く息で両手を足元に下ろしていきます。軽く顎を引いて前屈…」
 「吸う呼吸で状態を起こして~手を上げます」
 
 一人がアーサナの誘導をし、もう一人がそれに合わせてアーサナをする。
 
 「あ、違う違う、ごめん、もう1回最初からね…」
 
 身体の動かし方を言葉で説明するのは難しく、上手くできなかった。呼吸に関しての誘導も入れなくてはならないので、苦労した。
 ヨガは呼吸法がとても大事だから。
 
 ヨガのレッスンが終わると、血液の巡りが良くなり、身体の中の老廃物のようなものがきれいに流れるような感覚があり、本当に気持ちが良かった。
 リラックスできるし、美容と健康にも良い。
 すっかりヨガが好きになった。
 
 レッスンが終わるとロッカールームで着替えをして、親しくなった友人たちと色んなことを話しながら新宿駅まで歩いた。
 
 その時間はとても楽しかったが、友達と別れて那須に向かう新幹線に乗り、一人になると自分の内面に疑問が浮かんできた。
 
 「これが一生をかけてやりたい仕事なのか」
 
 自分に問いかけると、素直にうなづくことはできなかった。
 
 前橋のスタジオで起業のイメージもつかんだ。けれども何か違う。
 
 自分のやりたいことが、こんなに分からないなんて、なんだか可笑しい。前職が看護師だったためか、思いつくことと言ったら看護や健康の保持・増進に関連することばかりだった。
 
 自分が一生をかけてやりたい仕事とは何なのか…
 
 これを突き詰めていくと、根源的な疑問につながってくる。
 
 「何のために生きているのだろうか」
 
 いまさらこんなことを考えるなんて…
 
 ずっと昔のことを思い出し始めた。