avantgarde UNO SDホーンスピーカーの音質 | ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

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オーディオは以下のとおりです。
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12481502923.html

同じホーンスピーカーといっても、フェイジングプラグもバックチャンバーもないダイレクトラジエター前にホーンのアバンギャルド。

今回で4度目のフルモデルチェンジだそうです。

前回は2016年だとか。

まだ卸し立てで3回目に鳴らしただけの、エージングもまだの個体。

 



プレーヤーはGrandioso K1X Super Audio CD/CD Playerに強化電源Grandioso PS1


プリアンプはESOTERICのgradioso C1Xsolo。

パワーアンプも同社のgradioso M1X



これらの総体的な音質ですので、アバンギャルドのフルモデルチェンジしたUNOの新旧をしっかり対比出来るものではありませんが、感じたままをいつもの通りです。

まずはダイレクトラジエターでバッフルがないB&W800シリーズなど、バッフルが最小限の現代ハイエンドと比べると、音像の左右、前後感は少々欠ける感じはしました。

パワードウーハーボックスは強い。
290Hz以上をカタログでは19Hzまで伸ばせたのは電子コントロールされたアンプ内蔵だからでしょう。
上の107dB以上の超高能率のホーンとの繋がりの違和感はまずないばかりか、定材波も電子的に抑え込んだエンクロージャー

うちのようなウエスタンなどの軽いコーン紙のウーハーでは、大きなエンクロージャーを必要としたり、フロントホーンが必要です。その結果、板厚をそれなりにしても、箱強度に足りず、共振などからここまでのローエンドまでの伸びと解像度を両立出来ません。

まずここが現代テクノロジーの恩恵と感じました。

バイオリンまでシルキーに鳴るミッドとハイ。

女性ボーカルを複数かけられました。

ホーンの耳に刺さるとか、キツイ音はエージングはこれからでもありません。

以前のアバンギャルドに感じていた、高域の癖のようなものも今や感じられません。

ダイレクトドライバー振動板とホーンのマッチングはより良くなっていると聴こえました。

では実験と、席をアバンギャルドから1mくらいのあたりにリスニングポジションを設定変更。



直接音がよりメインになって、ESOTERICの町田さんが仰るところの、前方定位ヘッドホン状態と。

帰宅していつものソナス・ファベール/アマティ・トラディションに。

それは性格が異なるので、感じられる雰囲気は異なりますが、リズム、楽器の音色、解像度に両者とも望むレベルはあって、音場はさすがにアマティの方が優れていて、到達するコースがまるで違うことを感じます。

おそらくこれからの試聴回りで、エージングは進んでますます良くなっていくでしょう。

時間の関係で無理でしたが、オールパワードスピーカーとしての音、つまりアバンギャルド社の内蔵アンプで鳴らした、同社が良しとされる音も聴いてみたかったですね。