いきなり全体的な印象や感想を述べてから個別の方がわかりやすいと思います。
自由とはいえ、コロナ禍での開催やメーカーや輸入代理店、リスナーにも高齢者が少なくなく、感染予防から事前に人数を絞った登録制でした。
だから最盛期のワサワサ通路に人が溢れるということはなかったです。
またリスナーには中国語、タイ語、ベトナム語も目立ちました。
内容について。
人の背丈も超えるようなフラグシップはそもそも持ち込まれていない、あっても再生は現実的な小型の2ウェイなど(ELACやゼファンさんのMARTINやLUX輸入のFocalなど)も少なくなかったです。
円安や金属以下物資の値上げ、半導体不足などからのオーディオ機器の高騰でフラグシップが売れるような日本人の経済状態ではない。
メーカーや輸入代理店も、現実の売れ筋を鳴らして、売上に結びつける必要。
これは個人的には大変良い流れと感じました。
人の背丈を超えるようなものは、ローエンドまでエネルギーたっぷり。
パワーアンプに4千~8千ccエンジンのスーパースポーツカークラスの1千万円超えが必要になって、ますます現実離れ。
またMARTINの上から4番目くらいのこちらの3千万円。
担当者の方と、部屋は最低30畳は要るでしょうで一致。
日本の10畳前後ならむしろ200万~400万(アクトン社のダイヤモンドツイータータイプ)の2ウェイのこちらや廉価モデルの白いトールボーイタイプと。
非現実的なものを聞かされても、商品選びの参考にならない。
使われた再生方法が変わった。
CD、SACDなどデジタル媒体をかける例は半分以下に。
むしろ普通になったデジタル音源は9割DELA、残りfidataその他からのデータ再生でした。
DELAの営業技術のうちにも2回いらした佐藤さんも朝イチから各ブースのDELAトラブルに備えて毎日待機でお互い朝から晩までにお互い苦笑(笑)。
サブスクなストリーミング再生は回った30ブースのうち、2社のみ。
残りはCDからリッピングなどのデータ再生です。
メーカーや輸入代理店自身は自分と同じく、ストリーミングはまだまだを分かっているようです。
ストリーミングもAmazonはゼロ。全てTIDALであったことも付言します。
どのブースでもレコードが多い。
フェーズメーションのようにデジタル環境はないブース以外でも、デモでは終始レコードのみのところすらあった。
ミュンヘンオーディオショーともどもアナログ回帰。
30年前の20代にCDは無価値になっていく。
同じ音源ならCDよりレコードとした通りになりました。
フェーズメーションでもオルトフォンでもダイヤモンドカンチレバーのウルトラハイエンド針が開発されたり、ESOTERICやNAGRAまでウルトラハイエンドレコードプレーヤー開発です。
7割はリズム再生に難があって、すぐに自分の中で脱落です。
買う可能性が消えているTAD、SIM AUDIOを輸入するDYNAUDIO JAPAN、エアタイトはそもそも顔すら出しませんでした。
イベント中心に、オーディオ評論家の講演会を多く聴いた順に三浦先生、山之内先生ともに、オーディオや音質の話より、かけた音楽や演奏、ソフトの成り立ちの解説時間が8割。
ユキムブースでのピーター・バラカンさんと対談の和田先生はオーディオの話ゼロ。
全てリマスター再発のビートルズのリボルバーの背景などの音楽話し。
これは先生お気に入りのSOULNOTEブースですらそうでした。
いや自社講演の少なからずのブースでも同様でした。
参加されたジャズラテンシンガーのMAYAちゃんがBlogにオーディオ好きにはオーディオ耳、音楽耳に分かれる。
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これがオーディオ評論家やオーディオメーカー、輸入商社担当はあくまで音楽をこよなく愛し、その演奏をせっかくだからいい音で聴きたい姿勢がはっきりとしていました。
どうして7割ものブースが音質的に脱落してしまったのか?
100万円未満でもキラリと光る再生もあった。
いい意味で驚くレベルの再生も少ないながらあったことなど、あくまで私見に過ぎませんが、感じたママを忖度なく書いてみます。
よろしければしばらくお付き合い下さいませ。