上田市のオーディオコアさんイチオシのオランダのケーブルからアンプまで製造販売するシルテックの試聴会でした。
輸入オーディオ最大手、元締めの完実電気さんから、トークは上手とはいえないものの、音楽とソフトに関する造詣はとても深い方が来られましたので、かけたソフトの説明や、ローリング・ストーンズの2016リマスターの素晴らしさの話を向けると、リマスターエンジニア、ボブ・ラディックの仕事をよくご存知。
その方のニューアルバムの仕事をすぐにかけていただけました。リマスターなどのゴッドとされているそうです。
さてSILTECHは1983年でオランダで創業されて日本にケーブルが輸入も、しばらく輸入が絶えていて、最近輸入が復活したメーカーです。
したがって、輸入が途絶える前から何回も聴けているので、音質イメージが出来ていました。
銀をベースに金も入っているもので、ミドルクラスは50万円くらいでした。
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音質をざっくり簡潔にまとめると、愛用のアコースティックリバイブとは真逆に位置するもので、TADケーブルの製造元のTiGLONは、アコリバ寄りに1/4くらいの位置。
すなわち、ストレートなダイレクトな音質ならアコースティックリバイブ。
美音系ならシルテックといった感じです。
悪く言えば、音がなまぬるい、角を面取りしたような音、よく言えば聴きやすい柔らかな音。
だから、音がホーンで強いJBL愛用者やモニター音のB&Wユーザーのオーディオコアさんが好む意味もわかります。
うちはソナスファベールですから、モニター系ではなく、世評では美音系。
美音スピーカーに美音ケーブルでは生ぬるくなることが想像できて、借りるまでもなく合わないでしょう。
明日、どうして同じ銀導体のアコリバとシルテックでそれほどの違いが出るのか、電線の作られ方まで遡って考察してみたいと思います。
今回の一番の変化はレコードプレーヤー YAMAHA GT-5000からのフォノケーブルです。
純正からシルテックに交換すると、音数、解像度、音場、Fレンジなど全てがよくなりました。
ケーブルは上流からとされる所以ですね。
コアさん、完実のご担当者さま。残念ながら自分の求めるストレート系ではありませんでしたが、音楽のことも含めてとても勉強になりました。ありがとうございました。