修理ピックアップ待ちでメインシステムでは音楽聴けません。
でも常に大丈夫。
有力な二軍を連れて来れば足りますから(笑)
スピーカーはサブにはこれしかなく、これ以外のスピーカーは聴くこともないと次々オークションで売っています。
このSpendor BC2はシリアルナンバーから別府のジャズ喫茶ARDENにあるものより古い、ウーハーマグネットが大きな前期型です。
今のスペンドールにも、兄弟分のハーベスにも相当品がない唯一のBBCモニター由来ながら、リラックスして聴ける典雅な鳴り。
そうして、厳密に相性を追求したわけでもないのに、偶然適合した真空管、EL34ppステレオアンプ。
これも凝ったものではない、真空管はTELEFUNKENやMullardオリジナル球などではない、今のJJのです。
ケーブルも全く凝っていない使っていないありあわせのサンシャインやACROLINKのです。
ただこの入力ボリューム付きパワーアンプにメモリーWALKMANを繋いでも、抜けの良い、力強い音質は得られません。
全ての肝は管球王国の是枝重治先生が、管球王国に発表されたミニ真空管プリアンプをベースに、自分のために特注で作っていただいたこのプリアンプがないと、今の全く不満のない音質に到達出来ません。
これも偶然に使わないで保管していたものを、WALKMANではゲインが足りないからと繋いでみたら、ゲインはもちろん音質が一気に向上。
こんな小さいのに、12AT7真空管が2本による2段増幅。
部品の大半は秋葉原などでは手に入らない海外パーツ。
そうして10kgは超えるのではという、ジェフローランドを思わせるずっしり重く分厚いステンレスケースに金属フット。
遊び心は一切電源部にリレーなどないのに、2分位で電源ランプの色が赤からオレンジに変わります。
聴ける状態になりましたとのわかりやすい気配りです。
こんな手のひらサイズなのに、低音、高音のトーンコントロール付きです。
表示はプリントではなく、刻印と凝っています。
アナログレコードのイコライザーカーブの違いは、Marantz7同様、これで近似値に合わせられます。
もちろんラウドネスやソースのトーンバランス調整にも。
同じ島国の狭いイギリス住宅。
中音量で足りる日本同様、BC2で十分にロックまで鳴りますね。