イコライザーカーブとオリジナル盤 ビリー・ジョエル ニューヨーク52番街
これも中3か高1の頃だったか、オネスティー、マイ・ライフ、ビッグ・ショットなどがヒットして、ラジオを付ければこれがかかっていた記憶があります。
これらのヒット曲が収録されたビリー・ジョエルのニューヨーク52番街。
こちらのオリジナル盤をアコリバ石黒社長が当音楽室にお持ちになられました。
ホワイトレーベルのプロモ盤
コロンビアから1978年リリース。コロンビアは1979年までコロンビアカーブでカッティングしていたということですから、当然こちらもコロンビアカーブということになります。
マイナス・デイヴィスやサンタナの結果からしてRIAAカーブでは恐ろしいことになりそうですが、予想は悪い意味で当たってしまいました(苦笑)
試聴した曲は「マイ・ライフ」
RIAAカーブ
自分 なんですか! これではドラマーがシンバルの代わりにブリキ板を叩いている音ですわ。
ギタリスト 酷いね。ドラムのシンバルって差がわかりやすいね。
自分 ベースも薄いねえ。これではリズムの感じ方に悪影響が出ますね。
演奏も軽薄でつんのめった印象です。
Colカーブ
自分 安心のシンバルが鳴っています。全体に音量が上がって重厚なグルーブ感ある演奏で、リズム感よく、躍動感が出るようになりましたね。
ギタリスト とにかく驚きの連続です(笑)
石黒社長によれば、ピーター・バラカン氏とEQカーブの試聴イベントをした際にビリー・ジョエルなど全く興味なかったバラカン氏が、このマイ・ライフの劇的な音質向上に驚いて、「この演奏ならばビリー・ジョエルを好きになりそうだ!」と言ったくらい、RIAAカーブとコロンビアカーブでは演奏の印象がまるで違ってしまいます。
ビリー・ジョエルに限らず、1979年までのコロンビアは名アーティスト、名盤の宝庫です。
さあ、大変なことになりました(汗)