外部クロックの電源の取り方は影響多大パート2 | ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

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オーディオは以下のとおりです。
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12481502923.html

SOULNOTE X-3外部クロックの電源をデジタルプレーヤーやDACなど他のオーディオ機器と同じ壁コンセントや電源タップから給電すると、クロックが電源に垂れ流すノイズで音質が悪化することがわかりました。


うちのオーディオ用電源回路の壁コンセントは一つの分電盤からの同一回路です。

そこで、オーディオ用電源回路とは別の家庭用電源回路の壁コンセントからX-3外部クロックの電源を取ってみたのが昨日の実験結果です。


結果は昨日の日記のとおり、オーディオ電源回路とは別の電源回路の壁コンセントから給電するのがベターだということがわかりました。


ベストではなく、ベターとしたのは家庭用電源回路の壁コンセントのグレードの問題です。


うちのオーディオコンセントはアコリバの電源タップにも採用されている、現在市販されているコンセントの中で最高峰のフルテックのGTX-D [NCF(R) 壁コンセント20A ロジウムメッキ]に全てなっています。

電極素材は純銅になっており導通特性が圧倒的で樹脂素材はアコリバと共同開発した静電気を発生させないNCF材とはなっています。



https://www.yodobashi.com/product/100000001002931895/


それに対して家庭用電源回路の壁コンセントは普通のパナソニック製で電極素材はおそらくリン青銅です。

リン青銅の道津特性は純銅の伝導率を100%とすると48%程度と半分以下の伝導率しかありません。


ここでイトケンこと伊東健一さんのアースとノイズシリーズで得た知見。

EMCノイズからの影響を免れる方法としてあげられていたノイズを電源に放出する機器がある場合、他の機器はノイズを放出する機器からなるべく遠いコンセントから給電するという方法を思い付きました。

この高周波ノイズは、距離を伝わるごとに減衰、消失する性質が効くのは、昨日の家庭用電源からX-3外部クロックの電源を給電することで劇的にクオリティが上がることで証明されました。


ならば、屋内配線材から壁コンセントまで良質な部材を使用しているオーディオ用電源回路内で遠ざけることでなんとかならないかを実験することにしました。


うちのオーディオ電源回路の分電盤は大ブレーカーから子ブレーカーへと8経路に分かれているのを利用して、X-3外部クロックの電源をオーディオ機器には使用していない別経路の壁コンセントから給電してみました。

これで屋内配線材と壁コンセントのクオリティは完璧です。





しかも、実験に使用たのはMDユニットや電源タップ自体に一定のノイズ低減効果があるアコリバの電源ケーブルPOWER SENSUAL-MD-Kと電源タップRTP-2 absoluteです。

振動対策や静電気対策まで施され、ISOTECKのクリーン電源を遥かに超えるクオリティを実現したコンビですから非常に期待出来ます。







一同、「これですね!」

 

その後、オーディオ分電盤からの8回路電源のうち、3番目がデジタル機器の壁コンセントで、上記実験は1番目だったことがわかったため、3番目から最も離れている7番目の壁コンセントに変更しました。

3番目と7番目のコンセントは屋内配線材で10m以上は離れますので、クロック電源ノイズはさらに軽減、消失したはず。


クロック自体がノイズを放出し、そのノイズが大きく影響する外部クロックを導入した場合、本当にクロックの真価を発揮させるには、ここまでしなければならないことを痛感しました。


うちでクロックの効果がイマイチ感じられなかったのは電源の取り方に問題があったのですね。

外部クロックを導入して20年にしてようやく体験、認識できました。




これでベストな外部クロックと本体の電源給電になりました。

次回はこれで、それではクロックの電源ケーブルでどれだけ音質が違うのかの実験です。