次はクォーツアンダーボード RST-38Hとエアフローティングボード RAF-48Hになります。
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まずは複合的組み合わせ系から。
枠に天然水晶の粒子を敷き詰め、その上にヒッコリーのボードを乗せるという、一種のフローティング構造になります。
コプラーレやTAOCなどのラックの支柱や棚板の中に鉛粒や鋳鉄粉が充填されているものがあります。
他にもクリプトンのオーディオボードも内部に鉄球が充填されているものがあります。
アコリバはスピーカースタンドの支柱にも水晶やポリプロピレンの粒子を充填しています。
これらの粒子や粉末を使うのは、振動が粒子に伝わると摩擦が起こり熱が発生します。
これがジュール熱というものであって、つまり振動をジュール熱変換によって消滅させることが出来るわけです。
しかもアコリバの場合は共振周波数が人間の可聴帯域外にある天然水晶の粒子ですから、鉛や鋳鉄、鉄や砂のような摩擦音さえ発生しない優位性があります。
RST-38Hをプリアンプに設置。
これはかなりいいですね。
同社のフローティング系インシュレーターまでの予算は確保できないとすればこれを選択肢に加えるのもありでしょう。
やはり独自の癖は全くなく、自然で生々しく艶やかな楽器や声が生き生きと躍動します。
音場の出来方も実に適切で立体感も豊かで、音像定位も明瞭で唇も適切なサイズにまとまりリアルに定位します。
結果から言ってしまいますが、うちのパッシブプリアンプ、コントロールマイスター Phasemation CM-2000にはこのRST-38Hをコブラーレラックの棚板に乗せ、同じアコリバの天然スモーキークォーツインシュレーターを機材とRST-38Hの間に挟む方法が最終的なセッティングと決まりました。