オーディオボード、インシュレーター比較 ヒッコリー板 | ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

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オーディオは以下のとおりです。
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12481502923.html

インシュレーター&オーディオボード比較試聴もいよいよ終盤にさしかかって来ました。

 

今回はアコースティックリバイブのオーディオボードを一気に3種類レポートします。

 

https://acousticrevive.jp/portfolio-item/under-board/

 

オーディオにおける最大の振動源はスピーカーが鳴ることで発生する振動で、このスピーカーからの振動がアンプやプレーヤーに伝わらないようにするための製品がインシュレーターやオーディオボードになります。

 

しかし、今回10種類以上に及ぶ比較試聴の結果、振動の処理は一筋縄にはいかず、多くのインシュレーターやオーディオボードが振動を処理するどころか副作用によって音質を劣化させてしまうことが分かりました。

 

各社独自の材料や構造を採用していますが、これらの素材や構造自体が振動によって共振を起こしてしまうためなのか?

インシュレーターやオーディオボード自体が持つ音色や癖というものがあり、殆どの場合、理想的な振動処理は出来ていないばかりか、インシュレーターやオーディオボードの音色や癖を付加しているだけに過ぎないことが分かりました。

 

高額な市販品ですらこの結果なのですから、インシュレーターやオーディオボードは自作で作って簡単に効果を発揮するようなものではないことも分かりました。

 

さて、アコリバのオーディオボードです。

まずは木材素材であるヒッコリー製のRHB-20からです。

image

ヒッコリーと聞いて昔セッションドラマーだった私は反応してしまいました。

 

そう、ヒッコリーは最高級のドラムスティックの材質なのです。

ドラムスティックにはハードメープルなどいくつか種類がありますが、最高級のドラムスティックはヒッコリーになり、実際にドラムを叩いた際の音色も重厚感があり、他の木材とは格段の差があります。

 

このヒッコリーを厚み2cmの薄型ボードに仕上げたのがRHB-20になります。

アコリバには他にクォーツアンダーボードRST-38HとエアーフローティングボードRAF-48Hのオーディオボードがありますが、ボードの天板部分は全てこのRHB-20と同じヒッコリー製となっているのが特徴です。

 

RHB-20単体でプリアンプ下に敷いてみたところ、ぐっと重心が下がって厚味のある落ち着いた音質となりました。

 

アコリバ製品全てに共通する、癖の発生が一切ないのも特徴で、楽器や声も明らかに自然で生っぽい音色と質感に改善されます。

 

コブラーレラックの棚板は振動対策が施されたバーチ合板製で同じ木材なので、さほど大きな期待もしてませんでしたが、実際に聴いてみると明らかにRHB-20があった方がいいです。

 

ちなみにアコリバはクォーツやエアーフローティングボードの天板が以前はバーチ合板製だったんですね。

RST-38H、RAF-48Hの型番末尾Hはヒッコリーの略でバーチ製からヒッコリー製に変更されたという意味になってました。

 

次はヒッコリーに天然水晶の粒子を組み合わせたクォーツアンダーボードRST-38になります。