仮想アースの比較試聴 アコリバ | ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

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オーディオは以下のとおりです。
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12481502923.html

仮想アース試聴の決定版になるのか?アコリバRGC-24K

仮想アースの比較試聴レポートは価格順に書いております。

KOJOの次は仮想アースを世界で初めて製品化したアコリバになります。


初代RGC-24が発売されたのは今から16年以上も前でいわば仮想アースの元祖と言えるでしょう。
このRGC-24は最近、最大のマイナスイオン発生量を誇る貴陽石のパウダーを加えたRCG-24Kにバージョンアップされています。
旧製品からの有償バージョンアップはすべて完了させたものでやりました。

元祖的存在が故に仮想アースのノウハウについては他社にないものがあるはずですので実際の効果も期待出来ます。


アコリバの試聴記の前に、オーディオアクセサリーやケーブルを試すに当たっての心得を述べておきたいと思います。

オーディオアクセサリーは試聴環境が整っていないと正しい効果も発揮出来ませんし、正しい判断も出来ません。

電源やケーブルには帯域バランスが偏ってしまったり音色的癖の強いものを使わない。
ルームチューニングも余計な倍音を付加するものや音を殺す吸音のし過ぎはしない。
インシュレーターやボード、ノイズ対策品も癖の強いものは使わない。
これらは原則で、オーディオアクセサリーに限らず、オーディオ機器やスピーカーの音質をチェックする際には必須とさえ言えます。
鈴木裕のような評論家がデタラメな評価を繰り返すのはこれらの原則が何一つ守られていない環境で試聴しているからでしょう。

現在の拙宅の試聴環境はこれらの原則が全てクリアされている自負があります。
今回一緒に仮想アースを比較試聴したオーディオエリートの友人2人からも「こんなに副作用を含めた仮想アースの効果が出るお宅は相当珍しい高レベル」と感想を述べられていました。

ここまで来るのに3年目。
1年目のサーロジックパネルで出来上がった部屋の音質の悪さから半年近くうつ状態に。

数々の失敗を繰り返した先に現在の環境があります。

音響調整が行き届いていないときには、駄目なアクセサリーを良くなったと採用してしまったり、現在使っているケーブルも当時は良さが正直わからずに聴いただけで返却してしまったこともありました。
アクセサリーやケーブルは癖が強く駄目なものほど一聴したインパクトは高くなります。
その一聴したインパクトに惑わされずに正しい判断をするにはニュートラルで正しい試聴関係を整える以外に方法はありません。

ニュートラルで正しい試聴環境を実現するためにはまず電源です。
マイ電柱は必要ありませんが、家庭用とオーディオ用の分電盤を分けることはとでも有効です。
そこまで出来ない場合は、せめてデジタル機器とアナログ機器は分けて給電することが必須になります。
下手なクリーン電源を使わないことも重要です。
KOJOのようなスイッチング方式のクリーン電源は滅茶苦茶ノイズを撒き散らしますし、アキュフェーズやラックスマンなどのアナログ方式のクリーン電源もスイッチング式ほどではありませんがノイズは増えてしまいます。
クリーン電源でクリーンになるのは正弦波の波形だけであってノイズ量は増えてしまうことを認識して下さい。
ではISOTECKのようなノイズフィルター機器やアイソレーショントランスが良いかといえはそうではなく、これらはエネルギーの抑制や帯域がナローになってしまうデメリットが避けられません。
電源は良質な壁コンセントと良質な電源タップと電源ケーブルでシンプルに給電することに勝る方法はありません。
そして正しいルームチューニングや振動対策、伝送劣化が少なく癖がないケーブルを使えばアクセサリーはもちろんのこと、機器やスピーカーも正しい音質判断が出来る試聴環境は整います。


さて肝心のアコリバ仮想アース。結論的にはこれが今回の3機種中ダントツでトップとなりました。
さ行、ぱ行が不自然に強調サれることもなく極めて滑らかで潤っており、音像は明瞭且つ立体的に3D空間な実体感を持って一番適切に展開されたからです。

アコリバのRGC-24Kは使い方が指定されています。

本体を電源トランスの真下に置く、スペース的に置けない場合は機器の天板上に本体の溝がある面を裏返して電源トランスの真上に置くというものです。


真空管アンプのような電源トランスが剥き出しで出ていればひっくり返して乗せる使い方が出来ます。

SACDプレーヤーで試した結果は他の仮想アースを圧倒する効果でしたので、そこで電源トランスが左右別に左右SOULNOTES-3Referenceに2個使いで、それぞれトランス下に置いて、本体のデジタルインに合わせてつないでみました。
効果はさらに向上しましたが、期待したほどの激変ではないので、SACDへの使用は1個にして
2個目をプリアンプに移動してみました。
これは大正解。
3D的立体感に加えて音の厚みや密度、エネルギー感まで向上して来ました。
KOJOのような複数使うことによる副作用やデメリットも全くありません。

仮想アースは機器1台につき複数使うと何らかのループが発生してしまうのかもしれません。
RGC-24Kに関しては各オーディオ機器1台につき1個ずつ使うことで副作用が一切ない絶大な効果を発揮することが判りました。

なお、パワーアンプにはこれを繋げられる空き端子がなく、シャーシの隙間に無理やり付属Yラグを突っ込んでいました。



これではきちんと接触、導通していない可能性もあり、スピーカー端子のマイナスに繋ぐのが、アンプとスピーカーの仮想アースを兼ねて好ましいことが同社掲示板に数々レポートされていたのでこの方法を試すことにしました。

そこで、アコリバにアース線の端末をバナナプラグ仕様に改造いただくために送ったところ、さっそく施工していただき2日後には届いてさっそくパワーアンプのスピーカー端子のマイナス側のバナナプラグ穴に装着してみました。


筐体の隙間に挟んでいた時に比べてこちらの方がより音のスタビリティーが上がって、ハイエンドからローエンドまで全ての帯域に渡って解像度が高く、超高S/Nで左右や奥行きはもちろん高さまで感じる、広大で見通しよい音場が再現されました。
これは仮に数千万のアンプにグレードアップしたとしても出るのだろか?というほどの効果です。

どうしてアコリバが3社の中で圧倒的なトップ評価になったのかは、これまでの実験と技術的な心当たりがあります。
次回のCADの仮想アースの試聴記とともに明らかに出来ればと思います。