NHK FMジャズトゥナイトはナベサダ特集 | ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

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オーディオは以下のとおりです。
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12481502923.html

ナベサダさんこと渡辺貞夫さんを知らない日本人はいないと思いますが、国民栄誉賞を受賞してもまったくおかしくないジャズレジェンドで、ニューヨークのブルーノートでもライブが出来る数少ない日本人ジャズプレイヤーですね。

ジャズトゥナイトはこのナベサダサン特集。

ナベサダさんを通しで聞くということはジャズそのものの歴史を聴くことに他なりませんね。

ところで、78歳になるナベサダさんを始め、ジャズピアノの市川秀男さんや故辛島文雄さん、ジャズドラマーの故ジョージ大塚さんにたいそう可愛がっていただいて、許可を得て録音した私家ライブ録音も多数あります。

ジョージ大塚さんの中心部だけ小さく汚れているだけのドラムを叩かせていただいた話はしましたね。

辛島文雄さんとの思い出は数知れませんが、ファーストアルバムのエルビン・ジョーンズとのアルバムにサインをいただきながら。
「目の下に隈があるだろう。エルビンと合わせられなくて。朝5時まで録音がかかっちゃったんだ。」
ラストのトニー・ウィリアムスとのは逆にほとんど1発で録音が出来ちゃってねえ。
時間が余ったので、一緒にゴルフしたんだよetc

極めつけは楽屋から辛島さんの怒声が聞こえたときです。
とてもではないが、楽屋に顔を出せる雰囲気でないと帰ろうとしたら、辛島さんと目が合って手招きしているのです。

楽屋に入ったら、ドラムだったか、サックスだったか、ベースだったかの若手を叱っているんです。

私を指指しながら、「君等はにゃんこくんのように、往年のジャズの数々をしっかり聞いているのか」
辛島さん、ジャズ・ジャイアントの名前を次々あげながら、「黄金期のジャズを知らないでジャズ演奏なぞちゃんちゃらおかしい」
「そうだよな!にゃんこくん!」

困りました(笑)。

なぜこんな発言を辛島さんがされたかというと、当時はジャズを聴き出した年。
ほぼ毎日ディスクユニオンでジャズレコードやCDを2,3枚買って聞いては、その感想を辛島さんやナベサダさん、市川さんなどに語っていたからです。

ジャズの音楽理論も知らないのに(笑)。
といっても、エアーならサックスでもピアノでもベースでも頭の中で鳴らせるので、自分ならあそこのアドリブはこう演奏するなどと大御所に。

みなさん、優しく聞いてくれましたし、そんなある意味真剣に自分に目をかけてくださったのだと思います。

先日亡くなられた村上ポンタ秀一さんのライブが長野市のジャズライブハウスでありました。
生録マイクをセッティングしている自分に、別のライブハウスの親父が怒り出したときです。

市川秀男さん 「いいんだ!いいんだ!俺がにゃんこくんのレコーディングを許可してポンタにも言ってあるから」

その生録DATテープも探せばあります。