テレビスピーカーとして長年愛用してきたCD生みの親、中島平太郎さん最期のオーディオ製品の卵スピーカーを壊してしまいました
原因はただでさえ、ギリギリ隅のSOULNOTEのオーディオボードの上にKaNaDe03&アンダーを介して設置していたのが原因です(泣)。
しかも、開発者茶谷さんお手製の吊り下げグッズも使っていますので、さらに不安定なところに、スピーカーに触れて床に落下させてしまいました(泣)。
このように振動板のセンターがズレて、振動板の一部が凹んでいます。
音を出すとビリ付くようになってしまいました(泣)。
他のマイクロスピーカーといっても、これに相当する品質のものは思いつきません。
これは第一号機の校章付東大モデルまであった、東大教授との共同開発の音響ダンピング材が塗布された特殊振動板です。
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特徴は圧倒的に広い指向性で、無指向性にむしろ近いです。
ちょうど、親しくさせていただいている、元フィリップスのクラシックプロデューサー&レコーディング・エンジニアで、現在管球王国中心にアンプなど発表&評論活動の新先生や、元アキュフェーズのチーフエンジニアの高島氏も愛用のこのスピーカー。
新先生から「平蔵くん ビフレスティックからの1号機より、NH LABからの2号機の方が音質が良いのに安いよ。音質の上を目指すなら買い替えた方がいいよ!」と言われたこともあって、この機会に2号機の現行機を買うことにしました。
白いのが1号機、黒いのが2号機の現行モデルです。
1号機が2台で10万円くらいが、2号機は2台で6万ちょっとと大幅値下げもありました(笑)。
安全を期して、今回はKaNaDeは使わず、茶谷さん製吊り下げグッズを直接ボードに置きました。
こういうところには、滑らないすでに紹介のアコースティックリバイブのシリコンゴムベースの貴陽石パウダーの最新型インシュレーターの方をオススメします。
肝心の音ですが、基本は変わらない「ナチュラル!」。
声のミッド帯域から中高音楽器の張りがやや強くなって、アナウンスが強くなりました。
これはテレビスピーカーなど声を基本に使う場面ではとてもよい改良です。
中島平太郎さんを偲ぶ会でも、最近出来た胸像お披露目会でもこの卵スピーカーで音楽が鳴らされたようです。
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今回の2号機の改善ポイントを中島さんが解説されています。
https://www.jas-audio.or.jp/jas_cms/wp-content/uploads/2017/11/201711-all.pdf
完成した卵スピーカーを手にして破顔の故中島平太郎さん
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こんな立派な経歴の人たちが自信を持って送り出したマイクロスピーカー。
低音は限られますので、マンションやアパートでのプライベートスピーカーにもぴったり。
重低音が欲しければ、例えばうちのようにフォステクスの250番密閉MFBサブウーハーがぴったり合います。
壊れた1号機は一応NH LABに送りました。振動板が治りますように。