とんでも自作アンプビルダー | ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

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オーディオは以下のとおりです。
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12481502923.html

ブロ友さんの書き込みで知った、自作トランス式アッテネーターで帯磁したコアを消磁すると音質がアップというやり方を見ました。

同じトランス式アッテネーターであるパッシブプリアンプ、コントロールマイスター Phasemation CM-2000を使っている立場から、同社にその方法を問い合わせました。

方法とは、その自称アンプビルダー?師匠?によると以下のようです。
RCA出力端子にショートピンで短絡しておき、音声信号を入れたままにして、アッテネーターを0~MAXまで2ステップずつ各10秒程止めて回していくようにする。

以下フェーズメーションの技術部長からのご回答ですのでお気をつけください。

頂いた情報の中に一点気になることがあります。
出力をショートしてとありますが、これは少々危険です。
例えばATTのつまみを最大にして出力をショートするとCM2000では入力がそのままショートとされることになり、消磁出来ないだけでなく、ソース機器にも悪影響を与える可能性があります。
トランス式ATTは回路構成をよく理解したうえで行う必要があります。

以上。

同社からMCトランス、カートリッジの消磁器が発売されていて、これを借りられることになりました。
これはこのようなトランス式アッテネーターのコアの消磁にも有効で、実際にCM-2000での音質向上効果は確認されているそうです。

また今回の情報提供は同社のその消磁器の取説にも以下のような補足が入れられるそうです。

斎藤技術部長より
DG-100を発送しますので明日お受け取りください。
お手数ですが1週間程度での返却をお願いします。

余談ですが、先の引用部分でトランス式ATTの出力をショートされる可能性があると知ってびっくりしました。
出力は接続無しのオープンしか想定していませんでした。
DG-100の取説にはCM-2000の入力についてだけで出力には触れてません。
危ないので取説にOUTPUT SWをOFFにするよう追記することにしました。
これでツマミの位置にかかわらずトランスの出力側はオープンになり問題なく消磁が行えます
メールお頂いたおかげです、ありがとうございました。
以上

以下は余談ですが、老婆心ながら、そのアンプビルダーのバックボーンは存じ上げませんが、たいした技術者でないように見受けられます。
はっきり申し上げると、その方のレベルは「師匠」ではなく、「支障」「死傷」レベルげっそり


なぜなら、当地の自作真空管アンプの教祖、師匠してもてはやされ、その師匠がどこの回路のコンデンサーをAからBにするといいとすると、その配下全員がBに。
別の部分の抵抗をCに交換すると良くなるとすると配下全員がCにということが繰り返されたような自作をやめた最近の日記に記したとおりです。
師匠は結局メーカー製のトランジスタープリメインアンプで落ち着いたというオチ付きで(苦笑)。

 


こういう部品とっかえひっかえのような製品の完成度が低いことは、SOULNOTEの設計者加藤さんがFBで口酸っぱく述べられています。「うちのは部品交換など絶対に改造しないでください!」と。
一つでも部品を交換したら、精緻な建造物の一部の柱を抜いた如く、全体の音のバランスが瓦解するからと。

趣味ですからご自由とはいえ、部品交換したら、高音が低音がとしているのは、塩加減を調整している素人料理のような、たいしたオーディオではないと勝手に読んで思っております。

 

というか、弟子が10人いたとして、工賃を5千円から1万とっていたら、部品交換の度に5万から10万の工賃売上となって、いい生活費の足しになるのですね。

本当のプロならSOULNOTEの加藤さんのような、塩加減はただ一つの完全バランスが整ったものを商品化するからです。