自分の装置をベタ褒めするのもなんだけど、この音をDELAの佐藤さんには聴いていただきたかった。
この前のワンランク落ちる状態の音質でも、「NHK FMってこんなに音質がいいのですか!」と感想をいただいていたので。
ステレオ時代のチューナー特集でも、今が一番FM音質がいいそうです。
一つには、地上波テレビが全てFM放送と同じであったVHF帯からデジタル波になるに伴い出ていったので、影響を受けないから。
もう一つは放送品質が上がっているそうです。地方への伝送も、昭和時代の山から山のアナログ電波を使った中継からデジタル伝送になったのも全国均一品質が確保されたようです。
拙宅では、別日記にあるとおり、Accuphase T-1000のデジタルアウトからAD変換などを減ることなくストレートにメモリーレコーダーで録音したUSBメモリーをDELA N1Z-3の外部USB入力に入れて、ここからストレートに再生しています。
ここからアコースティックリバイブの電源信号一体型のUSBケーブルを使って、SOULNOTE S3のUSB入力へ。
お聞きいただいたときは、ESOTERIC Grandioso D1でした。
おそらくD1の時にはまだメーカーもなかったメモリープレーヤー DELA N1Z-3を使ってSOULNOTE S3が開発されたのも大きいかもしれません。
USBの新しい転送方式にも積極的です。
USB-Audio では一般的にIsochronous(アイソクロナス) 転送方式によってデータを転送しています。
S-3、D-2では信州のインターフェイス社が新たに開発した、Bulk(バルク)転送方式による「Bulk Pet」を採用しました。
バルク転送方式とする事で、パソコンおよびD/A コンバーターの負荷の軽減が実現でき、再現する音質をさらなる次元へ導きます。
詳しくはこちらに。https://www.kcsr.co.jp/image/SOULNOTE/soulnote_d1_bulkpet_news_release.pdf
USB入力を2つ備えるなど、USB-DACについても並々ならぬ拘りもあると思います。
アナウンスも音楽も放送モニタールームで聴いているようなダイレクトさです。
かかっているCD(その音楽データ?)をうちで再生しているのとほとんど変わらないレベルになりました。
もちろん、放送局まで直線で10kmくらいに5素子のFMアンテナや、アンテナからの引き込み線には古河電工が開発したスーパーコンピューター用、データ伝送同軸ケーブルの採用もあると思います。
チューナーはアナログ回路の前のデジタル変調信号をそのままデジタルで取り出している
意味がようやくほぼ完全に発揮されていると感じられます。
解説付の放送、NHK FM独自のクラシック、ジャズライブ音源、ラジオ深夜便ではほぼベスト・アルバムを聴いているような構成も楽しく聴けています。