七羽のブラックオター(52) | うちのうさぎがブラックなもので…。

うちのうさぎがブラックなもので…。

ネザーMix ブラックオターの姉「ちろる」と
ネザーMix ダッチグレーの妹「たんぽぽ」の
成長記録です

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「は~ぁ…。将軍になんてなりたくないでおじゃる…」





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「も~。またアンタはそんなこと言って~!シャキッとしなさいよ!」


まろ殿「う~ん…麿には将軍なんて向いていないのじゃ…。父上みたいにはなれぬ…。」





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「確かにお父上は立派な方だけど、アンタはそれを超えなきゃ!」





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「はぁ…。そちは何故いつもそんなにやる気満々なのじゃ…?」


まれ「私はこの国をもっともっと良くしたいの!貧富の差を無くしてうさぎ達が住みやすい世の中にしたいのよ!」


まろ殿「うさぎ達が住みやすい世の中…とな…?」


まれ「そうよ!うさぎ達が貧困に喘いだりしないように…」





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「麿には分からぬ…。無理じゃ…。」






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「ふざけないでよ!アンタには国を動かす力があるのに…私は…どうしたって将軍にはなれっこ無いのに…!力がある者が使わなくてどうするのよ!」


まろ殿「まれ…」


まれ「やり方が分からないなら、私が教えてあげる!だから一緒に頑張ろうよ!」




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「うぅ~…分かったでおじゃる。麿、頑張るでおじゃる!」



まれ「!うん!」










こうして、まろ殿は将軍の座に就いた。
まれは常に傍らで、まろ殿を支え続け
周りの誰しもが、まれは将軍の妻になると思っていた…。



そんなある日…。







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「うぅ~…」





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「上様…。またですか…?今度は一体何です?」



まろ殿「まれぇ…、そなたは恋をした事はあるか?」


まれ「えっ!?こ、恋!?な、な、な、何ですか!?急に!?そんなの…あの…ごにょごにょ…」



まろ殿「麿は…恋をしてしまったのじゃ…」


まれ「へっ!?そ、それは…えっと…どういう…//////////」


まろ殿「思いを伝えたいのじゃが…どうしたものか…」


まれ「そ、それは、ハッキリと伝えた方が私も…じゃなくて、相手の方も喜ぶのでは…?」



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「う、うむ。そうか…!よし!麿は言うぞ!ハッキリ言うぞ!」


まれ「は、はい!//////////」






まろ殿「今からリリ姫の所に行ってくる!」


まれ「はい!……ん?リリ姫…?」