そもそも、「自分の頭で」とはどういうことなのだろう。
人間の頭脳など何ほどでもないのだから、
それは、畢竟、自分の「経験で」と
おなじことなのではないか。
だとしたら、自分の経験には何があるか。
他の人より多少したことと言えば、
(旅、かな)
門井 慶喜 著 「ゆうびんの父」 より
「自分の頭で考えろ ! 」
と言われたことがある。
そう言われても、すぐに答えは見つからない。
困った、困った、どうしよう、どうしよう、
と焦るばかりで前に進まない。
私は経験が少ないから、
私はいつもそのヒントを本の中に、
歴史の中に探していた。