月読命〖M〗 39 | 櫻の葉色

櫻の葉色

左利きマジョリティ

「腐」です。


苦手な方は、回避願います。




S

*  M ⇉  雅紀    S ⇉  翔    J ⇉  潤   

      N ⇉  ニノ    O ⇉  大野








「……はぁ…、、   前途多難  だな……。」




頭からシャワーの湯を被り、全身を洗いながら 考える。



16歳の 雅紀は、可愛い。
いや、30歳の雅紀だって 頗る 可愛いんだが……。



直ぐに手を出したい気持ちと、手を出さずにおきたい気持ちが 入り乱れる。



男相手の恋愛なんて、思いも浮かべないんだろう。


当たり前だ。


俺だって、雅紀でなければ 想像さえしない。




キスくらいで、ギャーギャーと 騒ぐんだ。


俺の事を、そういう対象に 見る事も出来ないんだろう。



「仲良し」は、「仲良し」  なんだな。



柔らかい温かさを 持ちながら、危うさがあって 目が離せない。


放って置くことも、出来ない。



雅紀を  愛している。


雅紀に愛されていないという事が、こんなにも 辛い事なのかと思い知らされる。



湯船に ゆっくりと 身体を沈めて、顔だけを 出して浮かぶ。



……どうしたら、良い……?





先程、無理矢理に触れた 唇の感触を 思い出す。



ちょっと舌を入れただけで 溺れそうになり、抵抗をする事さえ忘れて  俺の服の裾を 必死に掴んでいた。



小さく震えているのを 悟られないように、強がっていた。





ふは…。

バレバレ  なのにな…。。



雅紀は…、、


赤い月を見なければならないと、俺が言った意味が 分かっただろうか…?




俺の名前を  呼んではくれない雅紀。



……もう…、     呼んでは…    くれないのだろうか……。





『しょおちゃんっ!』




何度も呼ばれて、耳に残っている雅紀の声。


いつだって   呼ばれただけで、嬉しかった。



もう、   呼んでは    くれないのかな……。


俺は、 また お前を  愛しても良いだろうか……。






 







❀❀❀❀❀コメント返信❀❀❀❀❀
❀  コメントありがとうございます。
こんばんは。  う?    うぇええ!?     あ、分かります。 いや、あの、ゴメンなさい。 全く、気付きませんでした。  今回、見せて頂いているお顔も 存じ上げております。  面白いお話を書かれる方だなぁと、思ってましたので。  まさか、同一人物だったとは!   知らないの、私だけw?   流石、表現を上手に観せる方法を知っているからだなと納得致しました。   大変申し訳ございませんでした。 今後とも宜しくお願いいたします。
まだまだ もどかしい翔ちゃんと雅紀ですね。 ふふ。 智くんにガッツリ言って貰わないといけないかもしれませんね。 お忙しいでしょうから、お暇な時があればまたお越しください。
ありがとうございました。