月読命〖S〗 101 | 櫻の葉色

櫻の葉色

左利きマジョリティ

「腐」です。


苦手な方は、回避願います。





M

*  M ⇉  雅紀    S ⇉  翔    J ⇉  潤   

      N ⇉  ニノ    O ⇉  大野









「雅紀、大好きだよ。」


「くふ。  おれもだよ。 しょおちゃん。」




翔ちゃんの腕に抱かれて、心地好い 怠さに 浸る。

たった数日なのに、その存在を 酷く 懐かしく感じていた。



……でも…、「翔ちゃん」は どうしただろう……。


自分の居場所に、帰ったのかな……。



……もしかしたら、俺は  長い夢でも 見ていたのかな……。





「そんな事 言って、若い俺の方が 良かったんじゃ 無ぇの?」


「そんなことっ   …って、    え?     しょ…ちゃ…、、  なんで…??」





……今…、   何て……?



翔ちゃんの言葉に、いきなり 夢みたいに思っていた 現実を 突き付けられた。


思わず身体を起こして、ドキドキしながら 翔ちゃんの顔を 覗き込んだ。





「何が?」


「しょおちゃんっ、なんで?     わかいおれって?      え?     なんで??」


「全部、知ってる。」

 

「……え?」


「悪かったな…、  辛い思い させて…。」


「しょおちゃん…?」



「沢山、傷付けたな…。     泣かせて…、、悪かった……。」


「ううん。  ちがうよ?     しょおちゃんは、ずっと やさしかったよ。」




俺の首に腕を伸ばし 巻き付けて、俺を見上げる 翔ちゃんに、俺は首を横に振って 翔ちゃんの頬を撫でた。


翔ちゃんが 悪い訳じゃ無いのに、俺に謝る翔ちゃんを見るのが 苦しかった。






「……で…?」




なのに、 翔ちゃんの顔つきが 急に 変わった。




「え?」


「どっちが、良かったんだよ?」



「なにが?」


「若い俺の前で、可愛い声出して あんあん 喘いでたろ?」


「はっ///!?     しらな……っ、、な…、なに 言っちゃってんのっ///!?」



「どんだけ、一晩に コンドーム 使わせてんだよ。   使い過ぎだろ。」


「お…、おれじゃ ねぇよ…っ///。   しょおちゃんが…っ、、」


「俺の大事な雅紀を 悦ばせる為の 高いローションも惜しみなく ドバドバ 使いやがって…っ、、」


「っ///!!     ……あ の……、、ごめん…、、   おれが、買うから…、、」





……俺だって あんなに使うなんて  思って無かったよ……。



そう思ったけれど  実際に使ったのは事実だし、 何なら 翔ちゃんには  知られたくなかった……。


恥ずかしくなって 顔を逸らすと、翔ちゃんが巻き付けていた腕を解き、俺の両頬を手で包んで 笑った。




「ばぁか。良いんだよ。    感心してんだよ。   流石、俺だってな。」



「な  に……?」


「ちょっと、妬けるけどな…。  浮気とはまた違うし、俺は心が広いから 雅紀がエロいのは仕方ないけど、我慢するよ。」


「しょおちゃんっ///!!    いいかげんにっ、、」



「……戻れて…良かった……。       また、お前を  抱けて…。」





翔ちゃんの言葉に、馬鹿みたいに 涙が溢れてくる。


どっちの翔ちゃんだって、俺にとっては 大切な 翔ちゃん。





なのに、俺も 翔ちゃんが 戻ってくれて 嬉しいと思っている。

また、抱いてくれて 嬉しいと思っている。














❀❀❀❀❀コメント返信❀❀❀❀❀
❀  コメントありがとうございます。
いつも楽しみにしてくださってるなんて、とても嬉しいです。
ありがとうございます。  
GWは、お孫様とお過ごしになられたのですね。 ふふ。 大変お疲れ様でした。 とてもお喜びになられたでしょう。  それはそれは、 大活躍でしたね。
貴女の その一生懸命な優しさや愛情が、楽しかった思い出として お孫様の心にずっと残って行くでしょうね。
コメント頂いた時よりも 少し時間が経ちましたが、やっと疲れが取れて 今は 少し寂しくなってるのではw?
私も小さい頃、なかなか会えない 祖母や祖父の事が 大好きでした。
素敵なGWのお話、聞かせて下さり ありがとうございました。
ゆっくり身体を休めて、また 来たる夏休みに備えて下さいw。
ありがとうございました。